「郵便局の民営化」で何が変わる? (4)郵便分野

2007年09月23日 18:00

郵便イメージまもなくやってくる「郵政民営化」。具体的な項目の三つ目、簡保や郵便貯金よりさらに多くの人が身近に感じているであろう郵便制度そのものについて。民営化後は「郵便事業株式会社」という、あまりにもベタ過ぎてストレートな名前の会社が引き継ぐことになる。

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基本は「これまで通り」

郵便事業の基本は「これまで通り」。サービスの名称が一部変わるが、全国を対象にした郵便事業として、全国の郵便局や郵便ポストは引き続き利用できるし、全国のあて先にこれまで通りの料金で配送してくれる。

さらに損害賠償については、例えばゆうぱっくならこれまでの破損・紛失以外に、遅延損害賠償(運賃の範囲内)が加わることになる。要は他の民間宅配業者と同じ扱いになるということ。ただし葉書や手紙などの郵便物はこれまで通り。

今使っている切手や葉書もこれまで通り使える。民営化されたからといって、これまでの切手がすべて利用できなくなる、などということは決してないので、ご注意を。

料金には一部変更が

民営化されて公的機関としての保護を受けられなくなった関係で、一部負担が利用者に求められることになる。また料金体系を簡略化するため、利用方法によっては料金の上げ下げが生じる。これについては郵貯とまとめて後の項目で。


■一連の記事:「郵便局の民営化」で何が変わる?
【(1)そもそも郵政民営化とは】
【(2)簡易保険分野】
【(3)郵便貯金分野】
【(4)郵便分野】
【(5)手数料】
【(6)あと一週間で出来ること】
【(番外編)「貯金」と「預金」】

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