【更新】マキ製作所(6304)、民事再生手続きを開始・10月28日に上場廃止

2007年09月27日 12:05

株式イメージ【マキ製作所(6304)】は9月27日、民事再生手続き開始の申し立てを行うことを取締役会で決議し、静岡地方裁判所から受理されたことを発表した([発表リリース、PDF])。これを受けてJASDAQでは27日16時半まで情報周知のため売買を停止することを発表した([発表リリース、PDF])。負債総額は123億円。

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リリースによると同社では主力である青果物の選別プラント施設の国内需要が漸減を続ける中、売上高の伸び悩みと価格競争の激化による収益の低迷という状況から脱却するため、7月からプロジェクトチームを立ち上げ、収益力と財務体質の検証、改善を進めてきた。しかしその過程で、在庫処理44億円の必要性などが判明し、8月時点で期中損失額が68億円、債務超過額が23億円の見通しとなることが明らかになった。

このため、事業継続のためには法的手続きによる再建が不可避と判断。今回民事再生手続きによる再建を決断したという。なお同社の大株主にはニチロや【静岡銀行(8355)】などの姿が見られる。

マキ製作所ではお米券の優待や比較的高配当な銘柄であることから、一部優待ファンを中心に監視対象となる銘柄の一つだった。しかし2004年12月の上場からわずか3年での民事再生手続きを開始したことになる。また、JASDAQでは同社銘柄を9月28日から10月27日までを整理ポストに割り当て、10月28日付で上場廃止にすると発表した。

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