56年分の台風データをすべて収集・ウェザーニューズが台風情報に過去データを搭載
2007年09月06日 06:30
【ウェザーニューズ(4825)】は9月5日、インターネット上の提供情報「台風情報」において、過去に発生した台風の詳細を確認できる「過去台風データベース」のサービスを追加したと発表した。過去56年間すべての台風における各種データが参照可能となる(【該当ページ:台風情報】)。
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データベースでは台風の進路、発生時期、強さや規模などを掲載する。最大風速や日本に上陸したかどうかなど、各種データでの絞り込み検索もできるので、現在接近している台風や、参照している台風と類似パターンのものを探し出すこともできる。
試しに日本に上陸したものとしては最大級の台風、伊勢湾台風(1959年9月)のデータを参照してみた。
ウェザーニューズではこのように、過去の台風データを閲覧できるようにすることで、現在発生している台風の規模と過去の台風データを比較し、台風の進路や最大風速などをもとに、個人で行なう防災情報として参考にすることができるとしている。
過去の台風データはしかるべきところを調べればそれなりに確認することはできるが、今回のように視覚的にその動きを確かめられるものは珍しい。ぜいたくをいえば各台風の「呼称」(伊勢湾やキャサリンなど)における検索や、関連時節情報もほしいところだが、それらは今後ニーズが高まれば導入されていくのだろう。
これから9月10月は台風が次々と上陸する時期。過去のデータを参照し、備えを確実にしておくのにこのデータベースはきっと役立つに違いない。
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