ガソリン代が気になる時の燃費アップに関する3ポイント
2007年09月11日 19:35
身近な商品の値上げ関連の記事を掲載する機会がいつの間にか増えたが、それらの値上げの理由の一つが「石油(原油)価格の引き上げ」。食料品の値上げに直結しているバイオエタノール関連も、ここまで状況が進展した原因は突き詰めれば原油の価格が急騰したせいでもある。自動車を手足のように使っている人にとって1円でもガソリンの値が上がるのは非常に辛い話であり、出来ることなら少しでも燃費を上げたいな、と思うのは万人の願い。先日近所で配布された小冊子内に、そのヒントとなるような記事が([トヨタ自動車(7203)]のタイアップ記事……新型のパッソやヴィッツの宣伝)掲載されていたので、それを紹介することにしよう。
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●燃費のよい運転の仕方をする
第一は燃費の良い運転の仕方を心がけること。元記事では最初に「車のダイエット」と称し、不要なものを下ろして軽くし、エンジン負荷を下げるように注意している。
そして運転の仕方として「アクセルはかかとを床につけて指の付け根からじわーっと踏み込むように優しく」と、アクセルの踏み込み方に注意をしている。急発進や急ブレーキ、空ぶかしは燃費を悪くする元なのだという。最近駐車場や大型バスの側面注意書きでみかける「アイドリングストップ」も。
また、一定の速度で走るよう心がけるのも必要だという。加速や減速を抑えれて安定的な走りを続ければ、ガソリンの無駄な浪費も抑えられる。
●セルフガソリンスタンドの活用
店員の人件費が浮く分、セルフスタンドは1リットルあたり数円安上がりになる。1円でも気にしているのなら、使わない手はない、とのこと。
ただしメンテナンスやさまざまなサポートを考えると、単に安ければ良い、というものでもないことを付け加えておく。店員がいればいるなりに、それ相応のサービスも受けられるものである。安くて良い場合と、値切って結局損したのとでは話が別。
●軽自動車なら必ず普通自動車より燃費が良い、わけではない
そして(パッソやヴィッツのタイアップ記事らしさが見えるが)車の大きさが小さいほど燃費が良いわけではない、とのこと。最近は燃費のよさから軽自動車がもてはやされ「軽自動車こそ燃費がよくて省エネ時代の味方」という、軽自動車万能論がちまたにまん延しているが、そうとは限らない、という主張だ。
パッソやヴィッツなどのいわゆる「コンパクトカー」では、燃費はほぼ軽自動車と変わらず、排気量は軽自動車よりわずか大きい。そしてこのパワーの大きさが、一番目の「安定的な走り」につながり、加速のよさとあわせて軽自動車以上もの燃費を約束してくれるのだという。
元記事では軽自動車の平均燃費が17.7㎞/リットルなのに対し、ヴィッツ1.0Lは燃費22.0km/リットルで、はるかにすぐれていると賞賛していた。ちなみにパッソ1.0Lエンジン登載版は21.5km/リットルとのこと。
最近では一般乗用車も小型化したものが増え、今件のヴィッツやパッソのようなコンパクトカータイプの車種のように、一般の軽自動車(法的に排気量660cc以下などの規制に定められたもの)との差がほとんどないものも増えてきている。もちろん「軽自動車」と「普通自動車」との間では税制上の違いなど多種多彩な差異があるわけだが(税金や保険料の面で軽自動車の方が安い)、ガソリン代が高騰している昨今、燃費がその差をほとんどカバーしてしまう可能性も考えられる。
走り方に注意する、セルフガソリンスタンドを使うなど、日頃の使い方に注意するのはもちろん。既存の自動車で燃費アップを図るのならこの2ポイントが基本。そして買い替えを考える場合、(ヴィッツやパッソを選ぶかどうかは別として)「軽自動車だから燃費がよい」と決め付けることなく、自分の用途にかなうタイプの大きさや性能の中で、燃費の優れた車種を選ぶように心がけるべきだろう。
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