黒くて素早い「ゴキブリ」を寄せ付けない3つの心得+α
2007年09月09日 12:00
猛暑はようやく峠を過ぎたがそれでもまだ暑い時期は続き、窓を開ける機会も多い。玄関を素早く閉めたつもりでも、いつの間にか他の虫と一緒に、黒く素早いあのニクいヤツ、「対象G」や「太郎さん」などいう隠語がよく用いられる害虫「ゴキブリ」が屋内に侵入し、エラい経験をすることになる。「1匹見かけたら室内に20匹は居ると思え」という絶望的な一般論で頭を抱えることのないよう(経験者談)、【小林製薬(4967)】の「暮らしのヒント」サイトで見つけた、そのものズバリなページから、「彼ら」を寄せ付けない3つの心得を、当方の+αと共にお伝えしよう(【該当ページ】)。
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この記事自身はURLから推測するに2年以上も前のもの。それでも有効な手段になりうるのは、「彼ら」の行動様式がすぐには変わらないからなのだろう。
●すき間を埋めて侵入を阻止
「彼ら」は高速で歩行するだけでなく飛ぶこともできる。つまり3次元移動が可能ということ。地面経由・壁伝いの侵入以外に、玄関の新聞受けやエアコンの排水ホース、換気扇、さらには網戸のちょっとしたすき間(1.5ミリもあれば侵入可能とのこと)が「彼ら」の侵入ルートになりうる。
解決策としては完全密閉型の住宅に引っ越すこと……は無理として、これらの侵入可能経路を徹底的にチェックすること。新聞はできるだけ早く取り出す。換気扇やエアコンの排水ホースにはストッキングで侵入を防止する。目詰まりのチェックも欠かさずに。よもや「対象G」のおかげで早起きを迫られるとは思わなかった。
●1センチのすき間が彼らの住みかに
「彼ら」が好むのは狭くて小さな場所。タンスの裏面や台所の食器棚間のすき間などが要注意。話によると、幅1センチくらいの広さが一番好まれるとのこと。壁と家具のすき間を点検し、それくらいのスペースが開いているようなら、幅を広げるかぴったりくっつけるかをした方が良い。防カビ効果を考えると風通しがよくなる前者(幅は2センチ以上)の方が無難。
また、素材レベルでは木や紙、段ボール、断熱材、布など、有機系のものを好むようだ。キッチンや浴室、洗濯機周辺などでこのような素材を用いたもの(例えば買物をした後の紙袋)が打ち捨ててあったら、積極的に捨てておこう。それがいやなら、容器に入れて密封する。
●目を合わせると向かってくる!!
「対象G」と対峙していたら、自分の方に向かって飛んできた、という経験をしている人も多いだろう。元記事によれば、「彼ら」は瞳の反射に対して反応するらしい。つまり、目を合わせることでこちらに向かってくるようなのだ(ただし「ようなので」「かもしれません」という表記なので、科学的に証明されているわけではない)。あるいはサングラスをかけていれば、彼らの「ラブラブアタック」を防げるかもしれない。
しかしその一方で、「彼ら」の後方に回ると(お尻の部分に風を察知する機関があるので)悟られてしまうとも説明されている。「目を合わせずに、しかも前方から攻撃せよ」とは難しい話である(笑)。
「彼ら」の退治アイテムもいくつか書かれている。新聞などで叩くのはもちろんだが、そのほかに熱湯(50度前後でOK)、界面活性剤入りの洗剤など(胸の呼吸口にある毛の油が分解されて、窒息させることができる)、掃除機(吸い込んだらすぐにゴミパックごと捨てること)が有効とのこと。
●常に清潔に、そして備えを
この項目が当方の追加部分。「彼ら」はあらゆるものをエサにする。食べ残しやこぼれ落ちた食べ物(例えばおせんべいのかけら)、さらにはホコリなどまで。「ゴミ箱に入れたから大丈夫」と思っても、しっかりとフタができないタイプなら油断は禁物。「彼ら」が怖いのなら、常日頃から室内を清潔にすることを心がけねばならない。
また彼らは水分を特に好む。水分があるところといえば、第一にチェックするべきなのは台所。ここには食べ物も山ほどある。台所自身や周辺にこぼれた水はこまめにふき取る。流しの水もふき取った方が良い。
さらに「彼ら」が侵入する可能性が少しでもあるのなら、「バルサン」を常備しておくことや「ゴキブリホイホイ」「ホウ酸団子」などを常時設置しておくとよいだろう。気が付かないうちに彼らを退治してくれているかもしれない。
「彼ら」は生物の系統としては人類の何十倍、何百倍も長く続いている。一説によると核戦争後の地球でも彼らは立派に生き残り、相変わらずの日々を過ごすらしい。それだけタフで、あるいは生物学上もっとも進化した動物なのかもしれない。
しかしそれでもイヤなものはイヤ。視覚的にぞっとするし(脳内的に「あれはヤバい」という情報が刷り込まれているのかもしれない)、衛生的にもプラスとなるところはまったくない。しかも放置しておくとあっという間に大増殖する。
「彼ら」と遭遇したらパニックに陥ることなく、冷静に対処できるよう、常日頃から準備を欠かさないようにしよう。そして出来ることなら遭遇すること自体がないよう、部屋の戸締りをしっかりと行い、清潔さを保つことを忘れずに。
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