リコーがコピー用紙など最大25%値上げへ

2007年09月11日 08:00

時節イメージ【リコー(7752)】は9月10日、コピー用紙の価格を10月1日出荷分から逐次値上げすることを発表した。値上げ対象は「マイリサイクルペーパー」など10品目で、値上げ幅は16~25%になる。

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リコーでは今回の値上げについて、その理由として次の点を挙げている。

・原材料のチップや古紙の価格高騰
・原燃料の重油の価格高騰
・経費削減など企業努力の限界


なお今件において具体的にどの製品がどれだけ値上げするかについては発表されていない。

石油価格の高騰は数年前からの事象であるし、原材料の世界的な価格高騰もかねてからのもの(だからこそ製紙業界の大型再編が進められている)。一応「これ以上現在の価格を維持することは困難であると判断し、価格改定をさせていただくことになりました」と説明はあるが、バイオエタノールや小麦の価格などの影響で値上げを行なう食品関連企業に、便乗したタイミングでの値上げに見えてもおかしくはない。

1枚1枚の単価はそれほどでもないものの、まとめて購入すれば1割強から2割強の値上げは辛い。仕事場や教育現場など状況によっては毎日一定数の消費が必然的なコピー用紙の値上げは、物価の上昇をひしひしと感じさせるに違いない。

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