2007年6月末の個人金融資産、1555.4兆円と過去最高額に
2007年09月19日 06:30
日本銀行は9月18日、資金循環統計(速報値)を発表した。それによると2007年6月末現在における個人(家計部門)の金融資産残高は1555兆3989億円となり、昨年同期の1511兆6796億円より2.89%増えたことが明らかになった。またこの額はこれまでの最高額を示している(【発表ページ】)。
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内訳を見ると次の通り。
●現金、預金……778兆4076億円(+0.6%)
●株式以外の証券……120兆4062億円(+24.8%)
(国債、財融債……33兆5539億円
投資信託……77兆6140億円など)
●株式、出資金……189兆9865億円(+6.3%)
(株式……109兆7343億円)
●保険、年金準備金……403兆1713億円(+2.4%)
(保険準備金……227兆4209億円
年金準備金……175兆7504億円)
●対外証券投資……8兆9104億円(+5.6%)
(カッコ内は前年同期比)
中でも投資信託の伸びは前年同月(55兆7573億円)比で39.2%増と大幅な伸びを示している。運用実績などの実情はともかく、低金利に伴い「貯蓄から投資へ」の動きが進んでいる一端を表しているといえよう。
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