来年には1億台突破! デジカメ出荷量上方修正
2007年09月19日 06:30
カメラメーカー各社で構成されているカメラ映像機器工業会は9月11日、2007年から2009年のカメラなど品目別出荷見通しを改定した。特にデジタルカメラ部門においては世界の出荷見通しを上方修正し、2007年は総出荷数量について従来前年比7.5%プラスとしていたところを前年比18.5%プラスとし、9361万7000台とした。来年度以降は伸び率そのものは縮まるものの成長は続き、2008年には世界中で出荷1億台を超える見込みも示している(【発表リリース、PDF】)。
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当初予想は今年の1月に行なわれているが、その時には7.5%増の8487万台を想定していた。携帯電話の付属機能におけるデジタルカメラ機能の普及でデジカメそのものの伸び率は縮小していくとの話もあったが、高機能化や単価下落によるお買い得感が普及を促進させ、9361万7000台(前年比18.5%プラス)と上方修正。特に国内出荷量については前回予想が0.1%マイナス予想の941万7000台から一転して1062万6000台(12.8%プラス)の大幅上昇へと変更した。
このままのペースで行けば2008年にはデジカメの総世界出荷量は1億0029万7000台(前年比7.1%プラス)となり、1億台を突破する見通し。
デジカメそのものは携帯電話の普及で汎用機タイプの性能を持つ機種へのニーズが低下する一方、低価格ものや超高性能機、さらには顔認識機能など「デジカメ専用機ならでは特殊機能」を持つ個体の人気が高まっている。一時ささやかれた「デジカメ市場はじきに携帯市場に吸収されるのでは」という話も、二極化へのスライドで杞憂に終わりそうである。
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