タブレット菓子「ピンキー」100円に値下げ・1コイン価格で勝負
2007年09月28日 12:00
フレンテ・インターナショナルは9月26日、同社が発売しているタブレットタイプのミント菓子「ピンキー」を全面刷新し、11月5日から店頭価格でオープンプライス・実質100円に値下げする。現在は150~160円で店頭販売されており、値下げ幅は30%強となる。1コインで購入できる気軽さを全面に打ち出し、主要購入層である女子高生への需要巻き返しを図る(【発表リリース】)。
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ピンキーは1997年に発売され、今年で10周年を迎えるロングセラーブランドのタブレット菓子。尻尾の長いお猿さん「ピンキーモンキー」などをマスコットキャラクタにし、「ピンキーちょうだいピンキーちょうだい」を連呼する愛らしいCMで多くの人のハートをとりこにした。また、たまに入っているハート型の粒はラッキーアイテムとして人気を集めた。
しかし最近では類似商品の展開が相次ぎ、人気も最盛期の時に比べて半減。そこで今回、大幅に値下げすると共に「1コイン」という買いやすい価格に設定することで、巻き返しを図る。
新しいタイプのピンキー
新しいパッケージのピンキーでは内容量7グラム・50粒ほどは変えずに、容器の形を従来のスティック型から(かつて人気を集めていた当時の)平らな手のひらサイズに変更。味わいもピーチミント・グレープミント・レモンライムミント・ライチスカッシュの4種類を用意する。味わいも甘さを抑え、よりさっぱり、そしてよりフルーティな味にするとのこと。
原材料の値上げにより値上げが相次ぐ食品業界の中で、あえて内容物の量を変えず、価格を大幅に引き下げて需要拡大を目指すのはきわめて珍しい。発売前後からテレビCMや登録会員に対するサンプル配布など、全面的な広告展開とあわせ、時代に逆行する嬉しい値下げがどこまで成果をあげるのか、注目したいところだ。
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