タカラトミーの株主優待
2007年08月06日 06:30
「Garbage Shot」第七十一回。今回は先月末に到着していた、【タカラトミー(7867)】の株主優待。かつてタカラとトミーが別々だったころは両社でそれぞれチョロQとトミカが株主優待に用意されているということで、ミニカーコレクターには色々と注目されていたものだ。それが2006年に両社は合併。タカラトミー社には両方の優待がつくという、得したのか損をしたのかよく分からない状況になっている。
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今年度の株主優待内容は【公式ページ】にて説明されている通り。当方は1000株未満の株主なので、リカちゃんドールなどが無いセットの方。
「チーム・マイナス6%」に参加している関係で外箱を省略しているため、このような簡易な入れ物に入っている。左がトミカ、右がチョロQ
地球環境保全の関係で外箱は無く、パッケージはきわめてシンプル。箱の両脇にトミカとチョロQのロゴがそれぞれ刻印されているあたり、両社の合併をあらためて感じることができる。
箱に入っているのは「トランスフォーマー」をデザインしたオリジナルトミカ1台と「ポケットモンスター」をデザインしたオリジナルチョロQが1台。ポケモンの方は「ポケモン映画10周年記念」の刻印などがあり、最新の映画「劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール ディアルガVSパルキアVSダークライ」をイメージしたものとなっている。
両方とも取り出して並べてみる
ちなみにトミカの方は「トミーのミニカー」というが如く単なるミニな車だが、チョロQの方はぜんまい仕掛けが施してあり、地面につけたまま後ろに少し引っ張って手を離すと健気に音を立てて前進する。
このトミカ&チョロQセット、市場価格は【ヤフーオークションで見た限りでは】1000円強というのが相場なようだ。トミカ・チョロQコレクターにしてみれば、市場で販売されていない以上、ノドから手が出るほどほしいアイテムに違いはなく、それなりの値がついているのも当然のことといえる。当方はといえば、トミカ・チョロQコレクター……というほどのものではないが、ミニサイズのアイテムは好きなタイプなので、もちろんキープ。
企業そのものとしては事実上トミーがタカラを吸収したあと、玩具メーカーではかなりのシェアを誇る企業の位置についている。プラレールやトミカ、リカちゃんなど独自ブランドの定番アイテムも数多く所有することになり、色々と強みを発揮できそうな企業ではある。
一方、少子化が進む中でいかに収益構造を高めるかという問題や、商品の展開先を広げていく戦略がこれまで以上に求められている。株価的には短期の反発は難しいが、値がじりじりと下がったところで買い増しし、材料が出たところで一部を利益確定して「恩株」をつくって長期保有するスタイルの投資に向いているのではないだろうか。かつてのタカラのように、よほどヘマをやらかさない限り、株価が下げ止まらずに頭を抱えてしまうということはなさそうだ。
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