【更新】鼻歌検索サイト「midomi」日本語版本日公開

2007年08月10日 06:30

Midomiイメージ先に【アッコもびっくり! 鼻歌検索エンジンmidomiの完全日本語版は今夏スタート・すでに試験運用は開始】などでもお伝えした、鼻歌を吹き込みだけでデータベース上から該当すると思われる歌の曲名や歌手名を検索してくれる、「鼻歌検索サイト」こと【midomi(ミドミ)】だが、本日8月10日から正式にスタートすることが明らかになった。また年内には携帯電話版も登場するという(【参照:IT media】)。

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「鼻歌検索Midomi」は、商用として提供された楽曲だけでなく、ユーザーが曲や鼻歌を音声データとして実際の曲名とリンクさせて登録させたデータもあわせて収録。検索エンジンとして利用する側はマイクを使って鼻歌や歌詞付きの歌を歌うと、事前登録されている商用・ユーザー登録を問わず不特定多数のデータの中から類似パターンを持つデータを抽出し、リンクしている曲を推測してリストアップするというもの。

「Midomi側」はユーザーの登録データが増えれば増えるほど検証データが増えるので精度が増す。利用者が探したい「鼻歌」が本来のメロディから多少外れていても(つまり利用者が音痴だったとしても)、事前登録されているデータの中に似たような「外れたデータ」があれば、正しい曲名とのリンクデータを参照できる。

また、登録者側のメリットとしては、やはり歌がウマい・本来のメロディに近いデータを登録した方が多くの検索者にピックアップされる可能性が高くなるのがポイント。つまり、カラオケのような感覚でデータを登録するだけでなく、「自分の歌のスキルを知ってほしい」という自己アピールの場としてMidomiを用いることもできる。

元記事によるとすでに1万曲分もの日本語の曲が登録され、1日に1000曲から3000曲ものデータが追加登録されている。「鼻歌アーティストの才能を見い出して応援できる。American Idol(米国の新人歌手発掘オーディション番組)の国際版だ」という表現があるが、まさにその通りといえよう。

現在英語版でそのまま日本語表記で利用できるが、【midomi.co.jp】がmidomi運営元のメロディス・コーポーレーション自身によって取得されていることから、恐らくこれが完全日本語版のサイトになるものと思われる(10日6時現在はロックがかかっていてアクセスできない)。日本語版では検索結果にアマゾンジャパン・リッスンジャパンへのアソシエイツリンクを張ってCDやデータの購入をうながしたり検索した楽曲の「本物」を試聴できる仕組みも用意される。さらに元記事によれば、日本では携帯電話の普及度が高いことから、携帯電話版も年内展開に向けて構築予定だという。

果たして日本でどこまで鼻歌検索が普及するのか、midomiの日本国内でのスタートに期待したいところだ。

※16:00更新

【midomi.co.jp】および【midomi.jp】の両方で日本語版ページへのアクセスが確認できた。後者の場合、前者に自動的にジャンプするようである。

■関連記事:
【「鼻歌や口笛、口ずさみの歌で曲名が分かる!?」、アメリカで新タイプの楽曲検索サービス「Midomi」が登場】

(最終更新:2013/08/20)

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