ヤフーはオークション、グーグルは検索、gooはブログ……主要ポータルサイトの使われ方に大きな差が

2007年08月29日 06:30

インターネットイメージネットレイティングスは8月28日、2007年7月度のインターネット利用動向に関する調査結果を発表した。それによると、ヤフーならオークション、グーグルなら検索と、主要ポータルサイトの利用方法には各サイトごとに異なる特徴があることが明らかになった(【発表リリース、PDF】)。

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今調査ではアクセス数ではなく「総利用時間(Total Minutes)」という概念からポータルサイトのシェアをチェックしたもの。家庭用パソコンからのアクセスを計測した、とされている。

主要ポータルサイトの特徴は次の通り。

ヤフー(総利用時間86.3億分)

ヤフー(総利用時間86.3億分)

オークションの利用頻度がもっとも高い。次いでトップページ、メールサービス、ニュースの順となっている。検索(トップ)よりも「オークション」が多く使われていること、「検索」「オークション」「メール」「ニュース」の4本柱がヤフーを支えている。

MSN/Windows Live(総利用時間4.8億分)

MSN/Windows Live(総利用時間4.8億分)

情報の統括ができるトップページよりも、「メールサービス」への利用頻度が高い。「メール」「トップページ」「検索」の3本柱で3/4を占めている。

Google(総利用時間4.6億分)

Google(総利用時間4.6億分)

次から次へと新しいサービスを送り出してくるgoogleだが、実際には検索機能の利用頻度がきわめて高く、全体の3/4を検索単独で占めているのが分かる。次いで使われているのは「メール」「画像検索」だが、検索そのものと比べればきわめて少ない。

goo(総利用時間4.2億分)

goo(総利用時間4.2億分)

gooが提供するブログサービス「goo Blog」の利用頻度がもっとも高く、これ単独で1/4を占め、次いでメールサービス、トップページ、Q&Aコーナーの「教えてgoo」などが続く。検索自身は5%に過ぎず、逆にとらえればもっとも「総合機能ポータル」のスタイルを体言化している。

また、総利用時間・ひとりあたりの平均利用時間、さらには利用者数共にヤフーが他のポータルサイトから群を抜いて値が突出しており、特に利用時間についてはケタ違いであることが分かる。概算するとヤフーのオークション部門の利用時間だけでも、他のポータルサイトそれぞれの利用時間ですら太刀打ちできない。

それぞれのポータルサイトが単に「検索機能も使える総合サイト」ではなく、それぞれの特徴をうまくピックアップして利用されていることが分かり、非常に興味深い調査結果といえる。また、少なくとも日本の家庭用パソコンからのアクセスにおいては、ヤフーがずば抜けた利用頻度を誇っていることがうかがいしれよう。

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