北海道なら9万円! デートをすると補助金が出る会社があります

2007年08月23日 08:00

デートイメージ社員のやる気をかきたてたり事業を活性化させるため、日本各地の会社が色々な工夫を凝らしている。今回紹介する【コントロールプラス】もその一つ。デートスポットの口コミ情報サイト【デート通.jp】を運営しているこの会社では、社員が休日にデートに出かけるとその距離に応じて支援金を支給する「デート支援金制度」が導入されているのだという(【関連ページ】)。

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「デート通.jp」は日本各地のデートスポットの口コミ情報を投稿してもらい、多くの人に知ってもらうという典型的なCGM(Consumer Generated Media、利用者が内容を創って行くメディアのこと)。しかしサイトスタート当時は知名度が低く、口コミ情報も多くはない。呼び水的なコンテンツとして、社員自らに口コミ情報をお手本代わりに書いてもらうことが必要と判断。

だが作り話やウソ偽りを書くわけにはいかない。サイト閲覧者は社員が投稿したデータも利用するからだ。そこでデートに行ってもらってその情報を投稿してもらうべく(つまり「取材」)、会社側でもデートを後押しするためにスタートしたのが「デート支援金制度」。

制度の詳細は次の通り。

・休日にデートに出かけた距離で支援金を計算。会社のある東京から1キロ離れる毎に100円(大型連休限定)。
・デート通.jpにデートの口コミ情報を書き込みしたら毎月3000円まで取材費として支払う(毎月OK)。


この「デート支援金制度」には色々と詳細が定められているようで、前者の場合はゴールデンウィークや年末年始を対象とした移動に限定され、事前に申請が必要だという。ただ、デートの対象は何でもあり。また、関東県内では1キロ50円で計算するという。

概算すると北海道に行けば9万円、名古屋では2万円ほどになる。遠ければ遠いほど支援金もアップするため、移動先を遠くに仕向ける狙いもある。ちなみに「デート通.jp」には海外版はないので、この支援制度は海外旅行は対象とならない。

「デート支援金制度」の導入の理由について、会社では「事業コンテンツ(デート通.jp)を盛り上げるために社員自身にも『取材に出てもらうこと』」、そして「社員一人一人に日常と違った世界に足を運んで視点を変え、感受性を豊かにして感性を磨いてもらう」の2点を挙げている。

ところでこの「デート支援金制度」、名前の通り男女カップルで行くのがベストなのだが、女性同士で行って申請したという前例があるという。そういう趣味があったからではなく、単に友達同士でとのことだが、申請は通ったそうだ。また友達以外に一人で旅行して申請してもかまわないとのこと。

会社がデートスポットの口コミサイトを運営しているから、という事情もあるだろうが、「デートに会社が金銭面でバックアップする」というのも不思議なもの。もちろんアイディア賞ものといえるだろう。

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