クーラーや扇風機が暑さ対策上位、クールビズはわずか7.6%
2007年08月24日 06:30
【エルゴ・ブレインズ(4309)】は8月17日、暑さ対策に関する調査結果を発表した。それによると今年の猛暑対策として「クーラー」「扇風機」のように身近なもので室温を下げ、水分の補給などをするなど、積極的な暑さ対策をする人が多いことが明らかになった。服装の簡易化で暑さに対処する「クールビズ」も、今年の猛暑にはかなわなかったようすがうかがえる(【発表リリース、PDF】)。
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今調査は猛暑真っ盛りの8月8日から8月13日の間にインターネット経由で行なわれ、サンプル数は920。男女比は42対58。
全体では暑さ対策をしている割合は55.9%と過半数の人が何らかの形で暑さをしのぐ工夫をしていることが明らかになった。具体的にどのような行動で暑さに立ち向かっているかについてたずねたところ、「クーラーを入れる」がもっとも多く59.9%を占めた。
具体的な暑さ対策(10%以上のみ抽出、複数回答)
即効性の高い「クーラー」「扇風機」、体が求めているものに応える「冷たいもの」が上位を占め、予防策的な行動なども続いている。軽装で暑さをしのごうという政府のキャンペーン「クールビズ」は上記表中にないことからも分かるように回答率は低く、7.6%しかいなかった。対処手法のクールビズでは我慢できないほど、今年の夏は猛暑だったことがうかがえる。
これだけ暑いと日射病や熱中症など具体的な病症に注意する必要が出てくるほど、気をつけねばならないことは多くなる。部屋の中に居ても熱中症になるという、笑うに笑えない状況におちいる人が少なからず現れているのだから、注意はしすぎるにこした事はない。実際に「暑い日に気をつけていること」についてたずねたところ、やはり多くの人が「水分をよくとるようにする」と回答した。その数、実に76.4%。
暑い日に気をつけていること(複数回答、一部抽出)
注意事項には大きく「暑さに負けないような対策」と「対策をし過ぎないようにする注意」の二つに分けられる。「水分をよくとるようにする」はもちろん前者だが、「クーラーの温度を下げすぎないように」「冷たいものを食べ過ぎない」「身体を冷やしすぎない」などは過剰な暑さ対策へのいましめといえるだろう。
暑さ対策の一環として、暑い日に何を持ち歩くかについてたずねたところ、男女で異なる傾向が見られた。男性はハンカチやタオルなど「汗をふく布」が上位を占める一方、女性はそれらよりも「ペットボトルなどの飲み物」が上位に位置している。
暑い日の必需品・男女別
男性でハンカチ・タオルが多いのは、外回りなどのシーンが多いからだろう。また、「日焼け止め」「日傘」「カーディガンなどの上着」「油とり紙」のような日焼け対策グッズでは女性が多数回答していることから、女性が特に日焼けに注意している様子が分かる。
今年はラニーニャ現象による影響で猛暑となっているのはすでに多くの人が実体験中であろうが、【ラニーニャ現象続く、厳しい残暑が続くでざんしょ】にもあるように9月に入っても厳しい残暑が続くであろうことが予想されている。元リリースなどのデータにも目を通し、これからもしばらくは続くであろう夏の暑さに負けないよう、各自万全の心構えと各種物品の準備をしてほしいものである。
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