日本で一番売れた家庭用ゲーム機、PSからPS2へ

2007年07月10日 08:00

ゲームイメージCESA(社団法人コンピュータエンターテインメント協会)は7月9日、家庭用ゲーム機産業の年次報告書である「2007CESAゲーム白書」の発刊を発表した。そのリリースによると、2006年12月31日までに出荷されたモニター接続型ゲーム機(俗に言う「据え置き型ゲーム機」)ではプレイステーション2(PS2)が累計で1億1536万台の出荷となり、去年まで最多出荷を記録していたプレイステーション(PS)を抜きトップとなったことが明らかになった(【発表リリース】)。

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CESAでは1996年からコンピュータエンターテインメント産業に関わる各種データを調査集計し、白書の形で情報発信を行ってきた。その調査を元に過去において、

・ソフトウェアとハードウェアの総出荷額は1兆6323億円
・ソフトウェアの総出荷額は6742億円
・ハードウェアの総出荷額は9581億円
・ソフトウェアとハードウェアの国内総市場規模は6799億円
・2006年の日本の有料ネットワークゲーム国内市場規模は208億円


などのデータを明らかにしている。今回白書の発刊にあたり新データを公表しているが、それによると、

■2006年の国内ミリオン(100万本以上)出荷タイトルは8タイトル
・もっとも売れたのは『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』で517万本。これは歴代第三位。
・『東北大学未来科学技術共同研究センター川島隆太教授監修「もっと脳を鍛える大人のDSトレーニング』は415万本売れ、国内第七位の結果に。

■ハードウェア累計出荷、モニター接続型ゲーム機ではプレイステーション2がトップに
・2006年末までに出荷されたモニター接続型ゲーム機では、プレイステーション2が1億1536万台の出荷となり、去年までの最多だったプレイステーションを抜いてトップになった。


などが新たに明らかになった。

活況を呈してきたと思われた2006年ではあったが、ミリオンセラーが8タイトルしか出なかったのは意外といえば意外。また、偉業の蓄積もあり、「日本で一番売れているゲーム機」の栄冠がようやく「プレイステーション」から「プレイステーション2」にバトンタッチされることになったのは感慨深い。

同シリーズの最新鋭機である「プレイステーション3」に「日本で一番売れたモニター接続型ゲーム機」のバトンが渡されるのはいつの日か、それともライバル機種であるWiiやXbox360に渡ってしまうのかは、今後の各社の展開次第といえるだろう。

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