今日からできる食品添加物や農薬を除去する方法

2007年07月30日 06:30

野菜イメージ食事療養をしなければならない事情から自炊の機会が増えた当方(不破)は、手に取る食材の産地や賞味・消費期限、人工添加物の量などについてこれまで以上に注意せざるを得ない立場になった。一部からは「気にしすぎだ」となじられることもあったが、トランス脂肪酸や「チャイナ・リスク」の話が出た時には「言わんこっちゃない」とため息混じりに思ったものだ。そのような事情から食品添加物や農薬についての情報もよくアンテナにひっかかるようになったが、今回は古本屋で見つけた「別冊PHP」に掲載されていた「家庭でできる食品添加物や農薬を除去する方法」を元に、自分の実体験も合わせて簡単にまとめておこうと思う。案外すぐに出来るようなものばかりなので、自炊をする機会のある人はぜひ一度ためしてほしい。

スポンサードリンク

ソーセージやラーメン、豆腐

・ソーセージやかまぼこなど練り食品全般は、切れ目を入れて熱湯にくぐらせる。味が多少変わるが、そういう使い方をする料理に使えば良いだけの話。
・ラーメンなどのめん類では茹でたお湯に添加物が溶け出しているのは有名な話。茹で汁は捨てる。スープは別のお湯で作ること。
・豆腐は調理する前に水につける。何度か水を取り替えるとベター。油揚げは熱湯をかけて油抜きをする。

葉物野菜全般

・一番外側の葉の部分ははがして捨てる。農薬を避けるため。もったいないかもしれないが……。
・水洗いする時には外側を重点的に。
・ほうれん草、小松菜などは根元を重点的に洗う。

もやし、ブロッコリーやカリフラワー

・もやしは水洗いと茹でるのを欠かさずに。
・ブロッコリーなどはそのままの形で茹でず、小分けにする。お湯と接する面を増やすため。

じゃが芋などの根菜類、かぼちゃ、なす、きゅうり

・硬いもの(じゃが芋など)はまず最初にたわしでていねいにこする。皮を厚めにむいて農薬を避けるのもアリ。
・柔らかめのもの(ピーマンなど)はスポンジたわしでていねいにこすり洗いをする。

お米

・最初の数回は大量の水で素早く研ぎ、その後普通に研ぐようにする。ぬかについた農薬を米に吸収させないため。


いずれも「神経質に思われるかもしれないが、ちょっとした工夫や手間で出来る、ごく簡単なこと」に違いない。練り物を「湯せん」する話は前々から聞いていたが、人工添加物摂取量を少なくするためだったということは今回はじめて知った(てっきり余計な塩分を取るものかと思っていた)。

また、繰り返しになるがラーメンを茹でたお湯は飲まない方がよいのもよく知られている話。出先でインスタントラーメンを食べる際にはそのような調理法は難しいだろうが、できうる限り別々にした方がよさそうだ。

最後に原文では「加工食品や外食では、食品添加物を取り除く方法はない。保存する期間が生じるためどうしても添加物が多くなる。だから気になる人はできるだけ自炊をしよう」と説明している。「それが出来れば苦労はしないのよ」「時間と手間がかかるし、なかなか難しいのよね」という意見はごもっとも。

いきなり完全に自炊は難しいし、外食や加工食品に頼らざるを得ない場面も多々あるだろう。しかしこれらの情報を知識として身につけ、少しずつ実践していくだけでも効果はある。それよりも何より、自分の身体と口にする食べ物への関心も高まり、食生活をもっと大切にする心構えが出来るに違いない。


■関連記事:
【気になる添加物をチェック・「添加物大事典」をらでぃっしゅぼーやがオープン】
【食物アレルギーに配慮した食品、続々発売】
【何のための健康? 寒天や豆乳などメディアが産む健康ブームと食情報】

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

スポンサードリンク



 


 
(C)JGNN||このサイトについて|サイトマップ|お問い合わせ