バランス栄養食品の王様は「カロリーメイト」

2007年07月26日 19:35

カロリーメイトイメージ【マイボイスコム】が7月25日までに発表した調査結果によると、バランス栄養食品の中で利用したことがある、最も利用しているものは共に『「カロリーメイト/ブロック」』で過半数を占め、圧倒的な支持を集めていることが分かった。また、4割以上の人が「食事のかわり」「お菓子の代わり」に利用していることや、「味」「価格」が購入のポイントであることも明らかになった(【発表リリース】)。

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今調査はウェブ上のアンケート方式で行われたもので、調査期間は7月1日から5日。回答者数は14119人。男女別は男女比が43対57.年齢別では30代が39%でもっとも多く、次いで40代が27%、20代が18%。

「これまでに利用したことのあるバランス栄養食品(複数回答)」「最も利用しているバランス栄養食品」をそれぞれ質問したところ、共に「カロリーメイト/ブロック」(大塚製薬)が過半数を超えてトップにたった。圧倒的な強さを表しているのが分かる。

これまでに利用したことのあるバランス栄養食品
これまでに利用したことのあるバランス栄養食品
最も利用しているバランス栄養食品
最も利用しているバランス栄養食品

4位以降は順位の入れ替えなども見受けられるが、3位までは「カロリーメイト/ブロック」が独走のトップ、それに『ソイジョイ』(大塚製薬)「毎日果実」(江崎グリコ)が続いているのが分かる。特に「ソイジョイ」は比較的新しい製品ではあるが、大塚製薬側が広報活動に大きな力を入れているようで、多種多様なメディアで露出しているのが分かる。トップとはかなりの差があるとはいえ、ここまで短期間のうちにのし上がれたのは努力のたまものといえるだろう。

これらの「バランス栄養食品」を食べる頻度は人それぞれだが、どちらかというとあまり頻繁には口にしないようだ。実際「数か月に1回」「数か月に1回以下」という人が約半数を占めている。逆に月1回以上の範囲ですら28.9%と3割にすら満たない。

バランス栄養食品はその名前の通り、バランスよく栄養分が取れる食品として色々重宝する面も多い。実際どのような状況で口にするかという問いには「食事の代わり」「お菓子の代わり」が4割台でもっとも多く、それに「食事の栄養補助」「時間の節約」「非常食」と続いている。

バランス栄養食品をどのような目的で利用しているか
バランス栄養食品をどのような目的で利用しているか

食事やお菓子の代わりというのは、時間が無いし作るのも面倒くさいから、という理由であることが容易に想定できるので、4位の「時間の節約」とも密接に関係があるのだろう。

一方で3位の「食事の栄養補助」というのは少々気になる答えではある。足りない栄養素を「バランス栄養食品でまかなう」ということなのだろうが、それではまるでサプリメントのような扱いだ。もっとも当方自身にも心当たりがある(カルシウム分が不足しているとして、カルシウム分補強のクッキーが入院中の食事に出たことがある)。特定の栄養素が不足しているがサプリメントでは抵抗がある、という人にはバランス栄養食品もアリかもしれない。

食事代わりや栄養素補充など、実用面で注目が集まるバランス栄養食だが、選択のポイントはズバリ「味」「価格」だった。

バランス栄養食品を購入する際に決め手となるポイント
バランス栄養食品を購入する際に決め手となるポイント

「食事の代わり」「お菓子の代わり」というからには、やはり味わいがそれなりに楽しめるものでなくてはならない、という考え方から「味」がトップに来たのだろう。また、バランス栄養食品は一概に一般食品より価格が高いものが多い(体積が小さいので一層高いように見える)ので、価格に敏感になるのも理解できよう。3位以降に「カロリー」「栄養成分」「食感」など「栄養食品」として欠かせない要素がようやく入っているが、それらとて「味」と「価格」の半分にも満たない。やはり美味しい「食品」であることが大前提、ということなのだろう。


「カロリーメイト/ブロック」の独占場であるのはある意味当然といえるが、「ソイジョイ」の健闘ぶりにはあらためて驚いた次第。あちこちのタイアップ漫画で目にしたり電車の広告で気になってはいたが、ここまで短期間に浸透したのは素晴らしいの一言に尽きる。やはり宣伝効果と共に、味や食感、価格なども多くの消費者に受け入れられるだけのものを持っていたからなのだろう。

また、使用用途では上位には登らなかったが「バランス栄養食品」は非常食としても注目を集めつつある。成分を凝縮していることなどから日持ちが良く、また体積も小さいためたくさんの人に配れる量を狭い場所に保存できるという、非常食としては願っても無い利点を持っているからだ。

一般食品と比べれば味気はないかもしれない「バランス栄養食品」だが、時間節約や栄養素の補充、代替品として、そして「もしもの時」のために、これからもこれまで以上に活躍することだろう。


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(最終更新:2013/09/08)

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