新潟県上中越沖地震発生で携帯各社が災害用伝言板利用を告知
2007年07月17日 06:30
昨日7月16日の午前に発生した新潟県上中越沖地震を受けて、【NTTドコモ(9437)】は「iモード災害用伝言板サービス」に東北地方をメッセージ登録可能地域に追加した。また、同社携帯電話の規制は16日22時43分に解除したものの、停電などでつながりにくい状態が続いていることを伝えている(【発表リリース・伝言板サービス解説ページ】)。他にも携帯電話各社が同様のサービスを実施、被災者の連絡手段として利用するよう呼びかけている。
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●NTTドコモ
7月14日午前11時30分に台風4号の上陸で【iモード災害用伝言板サービス】(iMenuのトップに「災害用伝言板」が表示される)が設置されたが、新潟県上中越沖地震の発生に伴い15日12時30日から東北地方をメッセージ登録可能地域に追加した。詳しい設定方法は【こちらになる。】
●KDDI(au)
一部地域で【回線がつながりにくいことを告知している】。また、【災害用伝言サービス】を実施中。
●ソフトバンクモバイル
【トップページの「緊急のお知らせ」】で今回の地震に関する連絡事項を告知。ネットワーク障害が発生している該当地域などを紹介。また【災害用伝言板】を設置。
●ウィルコム
台風4号ともあわせ、【災害用伝言板】を開設中との告知(【告知ページ】)。パソコンや他社の携帯電話からのアクセスは【こちらからになる】
通常の卓上電話と異なり、携帯電話は災害時にも損なわれることなく、現場の人たちの手元に置かれる可能性が高い。それだけに、有効な通信手段として使われうるが、現地の通信網や中継局の被害、さらには安否の確認のための通話が殺到し、利用ができない、あるいはしにくい状況におちいりやすい。
伝言板(+伝言メール)ならば一度被災地の当事者が書き込みをすればその記録は残り、その書き込み時間以降はいつでも当事者の安否を気づかう人ができる。直接肉声で自分の無事を伝えたい気持ちは分かるが、つながらなければ意味は無い。各携帯キャリア(本体提供会社)がせっかく提供してくれたサービスなのだから、有効に活用し、まずは現状の情報を伝えたい人に伝えよう。
また、該当地域以外の人も、必要な際にはこのようなサービスを使うことを念頭に、周囲の人に伝えておくと共に、利用方法を一読し、その時に備えておいた方が良いにこしたことはないだろう。
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