『セカンドライフ』日本語版スタート
2007年07月14日 12:00
多人数同時参加型ネッワークコミュニケーションツール【セカンドライフ(Second Life)】を運営するアメリカのリンデン・ラボ社は7月13日、『セカンドライフ』の日本語版(ベータ版)の提供を開始した。さらに日本語版の【公式サイト】もリニューアルして展開し、説明の一部も日本語化している。
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『セカンドライフ』は多人数同時参加型コミュニティシステムとしては他に先駆けて「サービス内で創造したコンテンツの版権を製作者のものとする」「実際の通貨との兌換性を持つゲーム内通貨を流通させ、取引システムを整備する」などの仕組みを取り入れ、ビジネスの場としても十分に通用するバーチャルワールドとして提供されている。日本でも数多くの企業が英語版の段階で先行参入し、日本語版のスタートと日本人が多数参加することが待ち望まれていた。
日本語版公式サイト。ここから日本語版のクライアントソフトのダウンロードもできる。
今回日本語版の配布開始と共に日本語版サイトもリニューアルされ、サイト上のメッセージも一部が日本語化された。クライアントソフトの対応OSはWindows系以外にMac OS X、Linuxなど。
メッセージのシステムレベルでの日本語は行われたものの、導入時のチュートリアル(初心者向けガイダンス)は英語のまま。また、ゲーム内のアイテムも英語表記であるし、支払もアメリカドルのみ。これらの日本語化・日本対応もあるいは逐次行われるようになるのだろう。
去年の秋口から「まもなく」とメッセージされ、「オオカミが出たぞ」状態になっていた日本語版が、一部・試験運用的ではあるがようやく果たされた『セカンドライフ』。先行導入した日本企業にとっては多くの日本人ユーザーの利用が必要不可欠ではあるが、実際にどれだけの日本人が『セカンドライフ』ワールドに足を踏み込むことになるのだろう。今後の展開を注意深く見守りたいところだ。
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