ケーキ大会で二位のおばあちゃんが素直に喜べないワケとは
2007年07月12日 08:00
【Daily Mail】が伝えるところによると、イギリスのケンブリッジシャー州ウィンブリトンのJenny Brown嬢(62)歳が地元のお祭りの一環として開催されたケーキコンテストで2位に入賞。その結果は彼女を大いに喜ばせたものの、事実を伝えられて酷く驚かされたという。なぜならそのコンテストに参加したのは彼女一人だけだったからだ。
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彼女はコンテストにビクトリアスポンジケーキ(Victoria sponge)を作って応募。その結果を知人に尋ねたところ、「あなたは二番になったのよ」と答えたという。そこで一体何人の人が参加したのかと聞いたところ、笑い出し、そして『あなただけよ("I was the only one")』と答えたとのこと。彼女は喜びから失望のどん底に叩き落された。
しかし彼女はこうコメントしている。「でもその結果に怒りを感じたわけじゃありません。自分の創ったケーキはうまくできたと思ったけど、1位を取るとは思っていませんでしたから(I thought my cake would do quite well but I didn't expect to get first place.)」と。
Jenny Brown嬢と彼女手製のビクトリアスポンジケーキ(Victoria sponge)
今件について審査委員の一人Julie Dent氏は「彼女のケーキは素晴らしかったが、1位を取るには値しなかった」とコメントし、参加者一人の今コンテストで彼女が1位を取れなかった理由を説明した。そして「今回第一回目ということもあり参加者は一人しかいなかったが、オークの樹がどんぐりの種から大きく育つように、このコンテストも年を経るごとに盛大になっていくでしょう」とし、来年以降も開催すると抱負を述べた。
一方で彼女はさらに、過去において似たような賞を受けたことを語った。11年前にスコーンで似たようなコンテストに参加したが、唯一の参加者であったにも関わらず3位になったというのだ。
ちなみに該当のケーキ、彼女の友人たちによってすべて平らげられたが、何の不平も語られなかったとのこと。これが本当においしかったからなのか、それとも彼女のケーキの腕前になれていたからなのかは元記事では伝えていない。
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