自己記録更新も勝利はならず・ホットドック早食い競争で小林尊氏惜敗

2007年07月05日 12:30

勝利の雄たけびをあげるチェスナット氏イメージアメリカ独立記念日である7月4日、毎年恒例のホットドック早食い選手権「ネイサンズ国際ホットドッグ早食い選手権(Nathan’s Famous Hot Dog Eating Contest)」が開催され、日本を代表するフードファイター小林尊氏は制限時間の12分で自己最高記録の63個を平らげたものの、ライバルであるジョーイ・チェスナット(Joey Chestnut)の66個にはわずかに及ばず、連勝は6でストップしてしまった(【Forbes.com】など)。

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小林氏とチェスナット氏イメージ小林氏はすでに【世界最強の早食い日本人小林尊氏、訓練し過ぎでアゴが関節症に・次期大会参加は絶望的!?】でも報じたように、顎関節症や親知らずの抜歯によりコンディションはよくない状況にあったものの、【自らのブログ】の中で自分の病状を語ったあと、「アスリートが世界新記録を樹立する時、それは必ずしもベストコンディションではないはず。この状況の僕にも、可能なのかな?」とし、大会には参加し、現状におけるベストを尽くすことを宣言した。

昨年の大会では小林氏は53と3/4個のホットドックを食べ優勝。52個で惜しくも二位に甘んじたチェスナット氏は再戦を果たすとのアピールをしていた。【アメリカ人青年が59個半のホットドックを12分で完食・世界最強の早食い日本人小林尊氏の記録が破られる】にもあるように今年の6月に開かれた予選では59と1/2個を平らげ世界最高記録を樹立、小林氏との直接対決を待ち望んでいた。

直接対決となった決勝戦では両者激しいデッドヒートを繰り広げたが、結果として小林氏は63個を食べたのに対し、チェスナット氏は66個をほうばり、3個の差でチェスナット氏が勝利を勝ち取った。

海外のメディア各誌はこの結果を受けて「Only in America(アメリカだけ)」「American bests Japanese hot dog(アメリカ人が日本人をホットドックで打ち負かした)」「US restore pride with hot-dog victory(ホットドック勝負の勝利でアメリカはプライドを取り戻した)」などとアメリカ人が久々に(アメリカ独立記念日のイベントで)勝利を誇らしげに報じている。一方、本文内容や各種個人ブログ、小林氏のブログのコメント欄などでは、チェスナット氏の勝利を祝うだけでなく、劣悪なコンディションの中参戦し、自己最高記録を打ち出した小林氏の健闘をたたえる声も多く見受けられる。

今回はある意味残念な結果に終わった大会だが、来年の大会まではあと丸々一年ある。コンディションを整え、もちろん無理はせず、ベストの態勢でリベンジに望んでほしいものだ。


(最終更新:2013/08/20)

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