●買い替え決定と選択まで

今まで使っていたルーターはLINKSYSのBEFSR41。購入当時は評判も良く、価格以上の性能を発揮して十分な役目を果たしてくれていた。しかし最近では原因不明の接続トラブルが多発し、買い替えを検討していた。

近い将来[任天堂(7974)]のWiiを買いたい、と思っていることもあり、「どうせなら無線LAN機能も備えたルーターがいいな」「仕事先で使っているバッファローの製品が信頼性の点で良いかも」と、色々と考えをめぐらしているうちに、いよいよ接続状況が怪しくなり、買い替えを決断。

ルーターはともかく無線LANを導入するのは初めてなので、バッファローのページから【はじめて無線LAN】を探し出し、自分の条件にあったものをチョイス。最初は『WHR-AMPG』が選択肢に挙がったのだが、上位機種の『WHR-HP-AMPG』 と(定価はともかく)実売価格でさほど差が無いので、せっかくだからと上位機種の方を選択。……というより「スペックの小さいものを購入して『性能が足りない』と接続できずに嘆く」より「スペックの大きいものを買って『余計だったかな』と笑いながら接続できた」方が良い。大は小を兼ねる。

パソコンとの接続方法は有線。それだけなら「無線LANにする必要はないじゃないか」ということになるが、加えて将来Wiiを無線でつなげる可能性があるから、機能として無線LANは必要。ネットとの接続で有線だけでなく無線接続もできるようになるので、パソコンを買い換える際に、選択肢の幅が広がるのも悪いことではない。

子機や端子は現状の環境では必要ナシ。ということで本体のみを注文。そして先日到着した。台風の中、配送業者の人にはあらためてお礼を申し上げたいところだ。

●到着、そしてセッティング

到着した箱を早速開けてみる。必要なものは全部入っているとの確認をして、説明書に目を通す。接続前にCATVのモデムは30分ほど電源を切っておかねばならないらしい。折角だからこの際外部接続のハードディスクのエラーチェックをしておくか、とパソコンで設定をした上でモデム電源をオフ。

所定の時間が過ぎる間に、モデム本体の取り付け。アンテナ部分や電源を差し込んで、あとは説明書の指示に従ってケーブルをつなげなおすだけ。これまで接続していた旧ルーターの代わりに新しいルーターを入れるだけだから、さほど難しいものではない。

準備はすべて整ったので、早速パソコンなどの電源を入れる。未設定なのでもちろんインターネットには接続できない。付属のセッティングCDを入れて必要なツールをインストールし、通信環境の設定を行う。

パッケージのセールスコピーだと「誰にでも簡単に一発接続」のようなことが書かれていたが、実際にはそのようにはならず。「かんたんスタート」のボタンを押して画面上の説明に従って色々やったが接続状態にはならず。30分ほど悪戦苦闘して、どうにか接続完了。自分はそれなりに「説明書に書かれていないことが起きた場合に対する耐性(慣れ、ともいう)」がついているから良かったが、予備知識や経験が無い人は焦ったかもしれないな、と思いつつ、セッティングを終える。

●そして現在

……と昨日は夜半までルーターと七転八倒を繰り返したわけだが、その甲斐もあって現在まで何ら問題もなく安定した接続環境を享受できている。無線LAN部分についてはWiiの導入後になるわけだが、正直こちらは未定なので、いつになるか分からない。導入した際にあらためて体験記などの形で紹介することにしよう。少なくともWiiを買ってから「有線用アダプタを買わねば」「無線LANの環境構築どうしようか」と慌てる必要は無くなった。

正直なところ「無線LANのルーターは無線でしか接続できない(有線は別にルーターを買わねばなならない)」と考えていたくらいだから、接続に関する不安は非常に大きかった。多少のつまづきはあったものの、無事に設定を終えられたのは天啓といえるだろう。

ルーターの類は一度設定を終えてしまえば、何らかの問題が発生しない限りそのまま放置で事は済む。これから夏になり、暑い環境の中で熱暴走が起きるかどうかは様子を見なければならないが、怪しげなメーカーの製品でもないので(よほど無茶をしない限り)その心配も要らないだろう。

(最終更新:2013/09/08)