iアプリをほぼ毎日利用している人は6割強、ゲームが一番人気
2007年07月12日 08:00
【ヤフーバリューインサイト】は7月10日、iモードユーザーに対して行った調査結果として、「携帯電話のアプリ機能(iアプリ)をほぼ毎日利用している人は61.1%」に達していることや、ダウンロードしたことのあるiアプリはゲーム(ミニゲーム)がもっとも多く69.1%に達していることを明らかにした。携帯電話におけるアプリ機能の利用が日常的に行われていることや、エンターテインメント系の使用にそのニーズが大きいことがうかがえる(【発表リリース、PDF】)。
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●毎日アプリを使う人は6割以上
今調査はiモードユーザーに対し公式サイト上から6月4日~22日の間に行ったもので、有効回答数は6031人。それによると、アプリ機能(調査対象はiモードなのでこの場合はiアプリ、以下同)の利用頻度について、「ほぼ毎日」と答えた人は全体では61.1%。次いで「週に2~3日」が11.1パーセント、「週に4~5日」が9.3%とになった。「ほぼ毎日」から「週に1日位」までをあわせた「週に1日以上」は実に9割近い88.5%に及んでいる。
「ほぼ毎日」は61.1%
「週一日以上」は88.5%
女性より男性がよく使う
どの年齢層でも「ほぼ毎日」が一番多いが、特に男性19歳以下は66.7%とダントツに多く、逆に女性19歳以下は43.3%と案外少ない。男女比でも「週に1日以上」は男性が91.1%・女性86.5%で男性が多い。また、男性は年齢層別による違いはさほど見られないのに対し、女性は40代までは年代が上がるほど利用頻度が高まる一方で、50歳以上になると急速に利用度合が下がるという、興味深い結果が出ている。
●ゲームなアプリが人気・お財布ケータイ用も急速に浸透
利用度急上昇
ダウンロードをしたことのあるiアプリは、「ゲーム(ミニゲーム)」がもっとも多く69.1%と7割近くを占めている。次いで「テレビ番組表」42.0%、「ゲーム(ロールプレイングゲーム)」39.5%、「待ち受け」34.9%、「お財布ケータイ用アプリ」31.8%と続いている。便利で実用的なテレビ番組表以外は、エンターテインメント系のアプリが特に好まれているのが分かる。一方、携帯アプリとしては歴史の浅い「お財布ケータイ用アプリ」も、半ば必要に迫られる形で導入され、利用度が高まっているのがわかる。
男女別ではロープレやシミュレーションなどの本格的なゲーム、地図・渋滞情報、お財布ケータイ用アプリなどは男性の方が多く、ミニゲームや占いは女性の方が利用頻度が高いことも分かった。さらに「ゲーム」そのものは年齢が低いほど、「待ち受け」は40歳代以上に引きが大きいことも判明した。
携帯アプリはパソコンにおけるソフトウェアのダウンロードサービスのようなもの。通常のネットアクセスによるサービス利用と比べて(アプリ=ソフトそのものを携帯本体にダウンロードするため)使い勝手が良い。また通信頻度を最小限に抑えられ、ソフト次第では通信が出来なくともソフトを稼動できるので、比較的スピーディーに運用することが可能・通信ができないところでも動かせるなどのメリットもある。
アプリソフトの開発には通常のゲーム機・パソコンゲームと同等、あるいはそれ以上の労苦が必要になる。しかしいつも手元に置かれている携帯電話のメリットを活かせば、ゲーム機などの人気作以上にヒットし、提供企業を潤してくれることもある。
今後「手元におかれている」「いつでも操作できる」などの携帯ならではの特徴を活かしたアプリが数多く展開されることだろう。携帯電話本体の仕組みが大きく変わらない限り、今後も「気軽に遊べるゲーム」が多くの人の時間を費やすだろうが、同時に「お財布ケータイ用アプリ」のように、生活ツールとしての携帯電話を活用するためのアプリも広がりを見せるようになるのかもしれない。
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