『がんばる私の家計ダイアリー』は家計レベルでお金の出し入れを管理し、金銭面から家庭生活をサポートする家計簿製作をDSで行おうというもの。色々買いものをして何を買ったのか、何に使ったのかを把握していない、家や自動車など大きな買いものをするためにお金を貯めたい、生活を一新するのをきっかけに家計をしっかりと管理したいなど、家計簿をつけたい理由は色々とある。

『がんばる私の家計ダイアリー』では、タッチペンによる操作をメインにすることで操作系を簡単にし、またDSの「どこでも入力できる」という特性を活かし、「身近で気軽な家計簿」のポジションを目指している。

『がんばる私の家計ダイアリー』の操作系のようす。タッチペンで入力が可能。計算も自動で行われる。

定額出費の設定。

また、振り落とし日を設定した上でのカード支払や、毎月ほぼ決まった時期に振り落としがある支出(光熱費)の設定も可能。後者は暫定的な額を決めておいて予算組みに用い、実際に支払われた時期に確定した金額を入れなおすことができる。例えば保険のような定額ならそのままで良いし、電気代など毎月変動するものは最初に月の平均額を暫定的に入れておき、支払額が確定した上でその額を入力しなおせばよい。

他にも、毎日の出来事を書きこめる「ダイアリー(日記)機能」や、色分けも可能な「スケジュール機能」も用意されている。収支に関する特筆事項を書いておけば、あとで参照したときに額の大きな変動の理由が分かりやすい。

図柄のタッチはやさしめで、ちょっと大人風のこづかい帳のように見えなくもないが、その実機能は非常に豊富で一端の家計簿ソフトに負けないくらいの実力を持っているように見える。特にDSの特性である「どこでも入力・閲覧できる」のは、家計簿ソフトとしては非常に強い。

逆に「他人に見られないようにするロック機能はあるのか」などの疑問点もあるが、これは今後明らかになるだろう。また、仮に今後Wiiでもっと本格的な家計簿ソフトが発売されて、この『がんばる私の家計ダイアリー』とフル連動する、などということになれば、史上最強の家計簿ツールとなるに違いない。

家計簿をつけたことがなかったり、あってもすぐにやめてしまうばかりの人は、これを機会に(再)挑戦してみてはいかがだろうか。

(最終更新:2013/09/08)

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