普段のお買い物で成分表示や生産国を意識している主婦は92%

2007年07月06日 06:30

家族で食事イメージ子供服の交換など子育て応援サービスを行っている【ママ・マーケット】は7月5日、主婦が普段の買いもので成分表示や生産国を気にしているかどうかに関する調査結果を発表した。それによると「元々以前から意識していた」と答えた主婦が全体の46%いることが明らかになった(【発表ページ】)。

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今アンケートは7月1日から5日の間に行われたもので有効回答数は明記されていない。調査母数が恐らく少ないということもあり、データには多分のぶれが予想されるが、同時に母体が子育てに特化した主婦向けサービスからのデータであるため、内容の信頼性は高いものと思われる。

海外ものではアメリカ産牛肉や最近では問題の宝石箱ともいわれている中国産、国内でもミートホープ社やマグロの話など、口に入れる食品について気にせざるを得ないニュースが相次いでいる。主婦は「自己防衛」という観点で成分表示や生産国を意識しているのだろうか。

その問いに対する回答は次のようになった。

■普段のお買い物で成分表示や生産国を意識していますか?
・以前から意識していた……46%
・妊娠、出産を機に意識した……23%
・最近意識し始めた……23%
・あまり意識していない……8%


元々意識していたとの回答が半数近くを占める一方、妊娠や出産など子どもが出来てから(子どもへの影響を考え)意識し始めた主婦も2割強いた。さらに同数が「最近意識し始めた」とあり、昨今の事件が主婦の消費行動に少なからぬ影響を与えていることがうかがえる。

これら「意識している」層をすべてあわせると92%。つまり、元々か何らかの出来事をきっかけにしたのかは別としても現在「成分表示や生産国を意識している主婦」は92%に達していることになる。

具体的な意見も色々と寄せられているが、やはり「もっと他にも偽装があるかもしれない」という不安と「大多数は真面目にやっているのに」という怒りの意見が多い。また、最近の事件をきっかけに「地産地消」ということを真剣に考えるようになったとする人の話もある。

食卓を預かり、子どもの食生活を担う立場にある主婦としてみれば、自分自身だけでなく子どもや夫など、家族すべての食を考える以上、真剣にならざるを得ないのが実情。色々と問題が指摘されている一連の事件だが、今件をきっかけに主婦全体の食に対する姿勢が良い方向に改善されれば、中長期的な観点ではプラスとなるのかもしれない。

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