8秒もむだけでじゃが芋の皮がキレイにむける魔法の手袋「Tater Mitts」
2007年07月31日 08:00
じゃが芋などの芋類を自炊の料理で使おうとする際、一番面倒なのは皮をむくこと。包丁を使って皮をむくには少々スキルが必要だし、皮むき器だと簡単だが時間がかかる。大量に芋をむく必要がある時には芋の山を見ているだけでため息が出る。そんな悩みも一挙に解決する、らしい魔法の手袋がこの【Tater Mitts】。この手袋を両手につけて水をかけながらじゃが芋をもむと、わずか8秒で皮がきれいにむけて、ツルツルの柔肌を見せたじゃが芋が手の中に誕生するという。
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芋の皮をキレイに剥ぎ取る魔法の手袋「Tater Mitts」。
手袋の形状を良く見てみると分かるのだが、手のひらの表面部分にわさびを摩り下ろす「さめ皮」のような細かい無数のツブツブが敷き詰められている。水をかけながらこの手袋でじゃが芋をよく「もんで行く」と、このツブツブ部分がじゃが芋の皮の部分と接触して削られていき、皮の部分を削っていく……というあん配。ちなみにじゃが芋だけでなくサツマイモや里芋など、他の芋類でも同じように皮がきれいにむけるそうだ。
公式サイトにはその様子が動画で紹介されている。公式サイトの動画では多少オーバーアクションなところもあるので動画サイトYoutubeで調べたところ、実際に購入した人が試している動画を見つけることができたのでここに紹介する。
Tater Mittsを実際に使っている人の実況レポート
メーカーの公式動画・発表では「一個8秒できれいにむけます」とあるが、上記レポートでは倍近くの時間がかかっている。しかもあまりに激しくもみもみしたせいか、一度手元から落としてしまっている(笑)。しかしながら最終的にキレイに皮はむけたようで、その成果には満足しているようだった。
メーカー小売価格は19.95ドル(2400円)。テレビショッピングではないが、今ならフライドポテトを形良く作るための裁断機「Perfect Fries Maker」もついているという。日本国内での販売は確認できなかったが、アメリカのアマゾンでは15ドル前後で手に入るようだ。
今回は残念ながら確認できなかったが、じゃが芋などの皮をむくための「さめ肌の表面を持つ手袋」は、食品加工用工場向けにあった記憶がかすかにある。アイディアとしてはコロンブスの卵的なものなので、あるいはすでに業務向けとしては存在するのかもしれない。
今回の商品のように家庭用向けとして一つあれば、確かに便利だろう。見ているだけで楽しくなってくる。しかし実際、毎日じゃが芋を10個も20個も使うような家庭など滅多にない。そして数個のじゃが芋をむくのなら、100円ショップで売っているような皮むき器で十分事が足りてしまう。よほど大家族で自前の芋畑を持っているか、惣菜屋を営業しているのならともかく、普通の家庭ならあまり必要としない「魔法」なのかもしれない。
……ただ、上記動画で皮をむいている人がいかにも嬉しそうに、皮をむいたじゃが芋を見せているのはやはり気になる。面白いのだろうな、というのが伝わってくる。機会があれば一度くらいは「もんで」みたい、と思ったのは当方だけではあるまい。
※追記:
読者から指摘があり再確認したところ、動画の男性は楽しんでいるよりもむしろ「8秒で皮がむけるというけれど、そんなことはないじゃないか」とご立腹のようでした。笑っているのも本当に嬉しいのではなく「皮肉から」のようです。解説に関して謹んで訂正させていただきます。……やはり地道に皮むき器を使った方が良い、ということなのでしょうね(笑)。もみもみするのは面白そうですが。
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