ソフトバンク、6月も携帯の純増数でトップをキープ・ドコモの苦戦続く

2007年07月07日 12:00

【電気通信事業者協会】は7月6日、6月分の携帯電話契約数を発表した。それによると【ソフトバンクモバイル】が新規契約から解約分を差し引いた純増数で、5月に引き続き2か月連続でトップを維持したことが明らかになった。「ホワイトプラン」など料金割安プランで攻勢をかけて新規需要の掘り起こしが成功し、ボーナス時期の序盤戦で勝利を収めたことになる(【発表ページ】)。

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大手3社の純増数はそれぞれ次の通り。

ソフトバンクモバイル……20万4800件
【KDDI(auとツーカー)】……13万3200件
【ドコモ】……8万8800件


au単独での増加数は20万7700件だが、ツーカーが7万4500件減っており、差し引きでKDDIは二位に甘んじることになった。また別資料によるとナンバーポータビリティを利用した増減数では

ソフトバンクモバイル……1万1600件増
KDDI……5万1700件増
ドコモ……6万3400件減


という結果が出ている。ナンバーポータビリティの利用者が事実上「ドコモとおさらば、KDDIとソフトバンクにこんにちわ」状態となっているのが分かる。

なお今資料ではじめて、3月31日から携帯電話事業をはじめた、【イー・アクセス】子会社のイー・モバイルの契約数も発表された(6万0200件)。

「ドコモ2.0」などのコマーシャルで意気込みを表し、これまでの独走態勢を維持すべく努力を続けているドコモだが、今しばらくは増減数における劣勢状態が続きそうだ。


(最終更新:2013/08/20)

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