消費者物価指数の品目に携帯ゲーム機などが来年1月分から追加
2007年07月24日 08:00
【総務省】は7月20日、同省が定期的に発表している経済指数の一つである消費者物価指数(CPI)の品目に関する見直し案を発表した。それによると「携帯型家庭用ゲーム機」「ビール風アルコール飲料(第三のビール)」「電気洗濯機(洗濯乾燥機)」の3点が追加品目として採用され、代わりに「ブラウン管テレビ」「オーディオ記録媒体」がのぞかれることになった(【発表リリース、PDF】)。
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「消費者物価指数」とは、全国の世帯が購入する家計に関する財産やサービスの価格を総合した物価の変動を時系列的に測定し、物価の流れを観測し把握していこうという主旨の元に算出されている指数。今回、前回2005年の品目改正後に急速に家庭に普及し、家計消費の中で一定度のウエイトを持つようになった品目を反映させるために変更が行われる。
これまでゲーム機関連では「がん具」項目の26ウエイトの中で「テレビゲーム(据え置き型)」が9ポイントを持っていた。今案が通れば据え置き型が4ポイント、携帯型が4ポイントの計8ポイントを持つようになる。普及著しい携帯ゲーム機が消費者物価指数に反映されることになったのは良いことではあるが、全体に占めるウエイトがわずかながら減ったのはいかがなものかと思われる。
なお今案については8月27日までの間意見を募集し、その意見内容を踏まえて来年1月から指数に反映されることになる。
意見は電子メールの他にファックスや郵送でも受け付けている。携帯ゲーム機などをはじめ、意見を持つ人は積極的に総務省に意見をしてみてはいかがだろうか。
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