1億人の世界投票で「新・世界の七不思議」決定
2007年07月10日 08:00
先に【新しい「世界の七不思議」をネットで世界中から投票】で報じたように、全世界からインターネットを通じた投票で新しい世界の七不思議を決定するイベントの投票結果が7日発表され、「中国の万里の長城」「ヨルダンのペトラ遺跡」などが選ばれた(【発表ページ】)。日本の清水寺は最終候補にまで残ったものの、残念ながら新しい七不思議には選ばれなかった。
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今イベントは、世界遺産の登録事業を行っているユネスコなどの呼びかけで、世界の歴史的な建造物の中から新しい「世界の七不思議」をインターネットによる投票で選ぼうという主旨のもとで行われたもの。最終的に1億人もの人が投票したという。
新たに世界の七不思議に選ばれたのは次の7か所。
「中国の万里の長城」
「ヨルダンのペトラ遺跡」
「ブラジル・リオデジャネイロのキリスト像」
「ペルーのマチュ・ピチュ遺跡」
「メキシコのチチェン・イッツァのマヤ遺跡」
「ローマのコロッセオ」
「インドのタージマハル廟(びょう)」
新しく選ばれた「世界の七不思議」
一般的にあげられる「世界の七不思議」は古代ギリシャの作家シドンのアンティパトロスが挙げた「ギザの大ピラミッド」「バビロンの空中庭園」「エフェソスのアルテミス神殿」「オリンピアのゼウス像」「ハリカルナッソスのマウソロス霊廟」「ロードス島の巨像」「アレクサンドリアの大灯台」とされているが、ご存知の通りギザの大ピラミッド以外はすべて失われている。
ネット経由とはいえ、これほど多くの人の投票で物事が決定されるということは滅多になく、また投票結果が特定の地域に固まることかなかったことも、非常に意義深いものがあるといえよう。
幸いにも新しい「世界の七不思議」はすべて現存している。今後環境の変化や政治情勢の変動などで、これらの遺跡が失われることがないよう、心から祈りたいところだ。
(最終更新:2013/08/20)
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