「ブログやSNSはケータイからだけ」が3割を超える

2007年06月06日 23:55

インターネットリサーチ会社の【インフォプラント】は6月5日、ブログや【mixi】などに代表されるSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の利用動向に対するアンケートの調査結果を発表した。それによると、ブログやSNSを見る手段としては「携帯電話からのみ」と答えた人がもっとも多く、いずれも3割を超えていることが明らかになった(【発表リリース】)。

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今調査はiモードサイトから行ったもので、有効回答数は3709人。携帯電話上からのアンケート結果であり、比較的携帯電話を使いこなしている層の回答であることを考慮する必要がある。

今調査ではWeb2.0のキーワードに代表されるように、今一番インターネット上で注目を集めている仕組みであるブログやSNSに対し、ユーザーがどのような経由で利用しているかなど、さまざまな興味深いデータが確認できる。例えば閲覧内容として「日記やコラム」を見る人が一番多い、多くの人は一日一回程度はパソコンから、携帯電話からは一日二、三回はSNSやブログを閲覧する(つまりパソコンよりも携帯電話からの閲覧頻度の方が2倍高い)などが結果として導き出されている。

中でも注目したいのは、「どのような手段でブログやSNSを閲覧するのか」という質問への回答。

ブログサイトへの閲覧方法。
SNSへの閲覧方法。
ブログサイトへの閲覧方法(上)とSNSへの閲覧方法(下)。

「携帯電話経由でのアンケートによる結果」という前提を考慮する必要はあるが、それでも携帯電話による閲覧頻度がきわめて高いこと、そして「携帯電話からだけで、パソコンは用いていない」という割合が予想以上に多いことが分かる。傾向としては

・ブログよりもSNSの方が携帯電話利用度が高い。
・男性よりも女性の方が携帯電話利用度が高い。
・男性は年を経るごとにパソコン利用度が高まる。一方で女性は熟年層がもっともパソコン利用度が高く、女性の若年層や壮年層は逆に携帯電話利用度が高い。


などが見て取れる。特に「19歳以下の女性におけるブログ閲覧方法」「50歳以上の女性におけるSNS閲覧方法」において「パソコンのみの利用者がゼロ」という極端な例が出たのは注目に値する。

男性は仕事場などでビジネスツールとしてパソコンを使う必要に迫られる場合が多く、その過程でパソコンに慣れ親しんでいることから、ブログやSNSを利用する時にもパソコン利用度が高いのだろう。一方女性陣ではそのような前提(あるいは「しがらみ」)もなく、「コミュニケーションの場としてのブログやSNS。そしてそれを利用するためのツールとしての携帯電話」とダイレクトに使いこなせるため、パソコン利用者は少なく、携帯電話に傾注しているのだと思われる。

今後の利用頻度の変化についても今回の調査結果からは「同等」「増える」という意見が多い。特にコミュニティサイトには、これまで以上に携帯電話への対応が求められることだろう。


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