キーワードから銘柄選択を素早く・SBIが「E*Search」サービスをスタート

2007年06月28日 19:30

E*Searchイメージ【SBIホールディングス(8473)】は6月27日、同社の子会社であるSBI Roboが同日から、関連性のあるキーワードから株式の銘柄検索が出来るサービスE*Searchをスタートしたと発表した(【発表リリース】)。

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「E*Search」では従来の銘柄名や証券コードによる検索だけでなく、銘柄と関連する人名、言葉、商品名、ファンドの株主名などからも該当する銘柄を検索できるという。


E*Searchトップ画面。検索キーワードを入力する窓の下には、最近よく入力されている言葉がリスト化されている。この言葉をクリックすると直接検索結果に飛ぶので、最近注目されている(入力されている)「言葉」に関連する銘柄、つまりトレンド銘柄をチェックできる。

試しに「高配当」のキーワードで検索してみると2件該当した。検索結果にはイー・トレードの株価画面へのリンクと、各企業公式サイトへのリンク、該当する企業にリンクされているタグが表示される。

検索の実情は上記写真にある通り。探したい案件のキーワードを入力して検索すると、そのキーワードと関連付けられている銘柄の一覧が表示される。それぞれの銘柄は、「企業名・証券コード・上場取引所名」がイー・トレード証券の株価画面へのリンクとと共に、関連付けられているキーワード、公式サイトへのリンクが1セットで表示される。イー・トレード証券の口座を持っている人はあらかじめ別画面でログインしていれば、この画面で検索し、直接対象銘柄画面から注文画面に移行できるため、スマートな注文が可能となる。

また、検索結果の右側には関連するキーワードの一覧が表示される。検索結果企業と結び付けられるキーワードが各種カテゴリ別に表示されるので、銘柄の結びつきを思い起こす際に役立ちそうだ。

これだけだと非常に便利なサービスのように見える。ニュースで「これからユビキタス関連に注目です」という話が出て気になったら、「ユビキタス」と入力して検索すれば、関連銘柄の一覧が出てくる。その一覧を元に、色々とリサーチをかけて詳細を調べればよいわけだ。

しかし実際のところ、肝心の企業とキーワードの連動にまだまだこなれていない部分が多く見受けられるのが残念。特定の企業に対する該当キーワードの結びつきや検索ロジックが今ひとつのようで、例えば先の「高配当」では2銘柄しか登場しなかったし、「バイオ燃料」「バイオエタノール」では1件も該当するものが無かった。

これからデータを蓄積して「成長」させていくのだろうが、例えば四季報や会社情報、既存の各企業のリリースを自動的に取り込んで関連キーワードに追加していくなり(登場回数で重きを調整するとか)、本格的な検索エンジン並みの仕組みを導入しないと、「イー・トレと連動してちょっと便利だよね」程度の位置づけから脱することは難しい。既存の検索エンジンに取って代われるようなレベルに到達するためには、さらなる精進が必要になるだろう。

(最終更新:2013/08/20)

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