カードを合わせてチョロQ完成! 立体カードホビー「チョロQデッキシステム」発売へ

2007年06月09日 12:00

チョロQデッキシステムイメージ【タカラトミー(7867)】は6月6日、同社のディフォルメミニカー「チョロQ」の新シリーズとして、「チョロQのパーツを立体カード化し、カードを3枚重ね合わせて取り外すだけで800通り以上ものチョロQが組み立てられる」という、カードバトルとチョロQを同時に楽しめる「チョロQデッキシステム」シリーズを6月30日から発売すると発表した(発表リリース、PDF)。

スポンサードリンク

1980年に産声を上げたチョロQをカード化し、デッキ(組み合わせ)の妙を楽しめる今回の「チョロQデッキシステム」では、チョロQを「ボディ部分」「ぜんまい搭載のリヤ(後部)部分」「フロント(前部)部分」の3パーツに分割。それらのパーツをそれぞれ「ボディカード」「リヤカード」「フロントカード」の3種類の立体カードにしている。そしてユーザーは3枚の立体カードを重ねて枠組みから取り外すだけでマシン(チョロQ)を組み立てられるという仕組み。

「チョロQデッキシステム」。枠組みからパーツを取り外してチョロQとして組み立てる。使った後はパーツごとに分解して枠に戻し、「カード」として再び利用可能。
「チョロQデッキシステム」。枠組みからパーツを取り外してチョロQとして組み立てる。使った後はパーツごとに分解して枠に戻し、「カード」として再び利用可能。

プラモデルのように一度枠組み(ランナー)から取り外したらそれでおしまいでは? という疑問もわいてくるが、この「チョロQデッキシステム」では組み立てたチョロQをそれぞれのパーツを分解することや、その各パーツを枠組みに戻すことも可能な仕組みとなっている。

要は「トレーディングカードゲーム用のカードに描かれているビジュアルがそのまま実物として飛び出してきて、目の前で動き回る」チョロQというところだろう。チョロQの汎用性の高さやシンプルさ、頑丈さゆえになしえた仕組みといえる。

今回発売されるシリーズ第一弾では、「ボディ」「リヤ」「フロント」カード(パーツ)がそれぞれ9種類・10種類・9種類ずつ提供される。そしてパーツの性能が異なる組み合わせて、マシンのスピードや強さが変化するとのこと。それぞれの組み合わせは9×10×9=810通りとなる。

「チョロQデッキシステム」で組み立てられたチョロQは、専用のコースセット「デッキシステム オフィシャルボックス」でベーゴマのように正面から相手とぶつけあって弾き飛ばす闘い方を楽しめる他に、専用のシャーシを使うことで従来でのチョロQのコース走行が可能になる。

気になる価格だが、スターターセット(1台分のチョロQ用パーツ1セット)が682円(税込み)、各パーツ部分のデッキシステムが262円(税込み)。その他に専用コースとスターターセット2つに限定リアカード1枚などが入った「デッキシステムオフィシャルボックス」が3990円(税込み)となっている。

トレーディングカードゲームの、収集やカードの組み合わせの楽しみと、チョロQのカスタマイズや実際の走行の楽しみを組み合わせた新しい試みとして「チョロQデッキシステム」は非常に興味深いものと思われる。ラジコンやミニ四駆などのように「マシンをカスタムして速さや強さを競う」遊びは数多くあるが、それらは価格が比較的高く、カスタムも簡単とはいえない。

難しい要素をすべて取り払い、「車のカスタム」と「ライバルとの競争や駆け引き」に的を絞ってハードルを低くし、気軽に楽しめる仕組みの「チョロQデッキシステム」は、今後パーツ(カード)の種類が増えれば多くの子どもの興味関心を引くことだろう。

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

スポンサードリンク



 


 
(C)JGNN||このサイトについて|サイトマップ|お問い合わせ