今調査結果は18万9822人を無作為抽出し、その中から1万7242人の有効回答による評価をまとめたとのことで、データとしてはかなり確証度が高いものといえる。調査期間は3月15日から4月11日。回答者の平均年齢は44.2歳。男女比は68.4対31.3(不明0.3)。

パソコンのアフターサービスについて今回公開されたのは「全体的な満足度」以外には「問い合わせの分かりやすさ」「担当者の対応のていねいさ」「問い合わせの対応などに要した時間」「問い合わせの解決策などの適切さ」「かかった料金や費用」の項目について、上位5社の獲得評価度。

詳細は上記該当ページから参照してほしいが、全体的な満足度はもちろん、その他すべての項目において「エプソンダイレクト」が他社を大きく引き離してトップについているのが目立つ。掲載されている他4社は似たりよったりだが、全体満足度では低いものの各項目ではアップルがやや高めなことが目に留まるくらいだろうか。また本文中の説明によると、【松下電器産業(6752)】が初心者層を対象にしたサービス改善の実施を行っており、その結果がプラスに出ているとのこと。

パソコンのアフターサービスについては自分自身が経験する以外は、他人の感想を聞くしか実情を把握しようがない。その一方、パソコンの買い替え頻度はさほど高くないし、一度気に入ったメーカーが出来ると乗り換えることは滅多にないので、このようなデータは非常に役に立つ。

当方(不破)の場合は、ネット上からのカスタマイズのしやすさなどが気にいった関係でDellのパソコンを愛用している。一世代前の世代機では大きなトラブルを抱えて午後10時以降にサポートセンターへ電話をせざるを得ない羽目におちいったこともあるが、ちゃんとこの時間でも要領よく、親身を持ってセンターの人は対応してくれ、状況を脱することが出来た。

世間一般の評価、そして今回の調査結果からもDellはさほど高評価を受けていないだけに、自分の経験とあわせて考えると当方自身も色々と複雑な心境。一言で表現すれば「こんなに高評価を受けているんなら、次はエプソンのパソコンも良いかもしれないな」と考えてしまう。実際のところはどのような按配なのだろうか。エプソンのサポートを受けた経験がある人に、その実情を聴いてみたいものである。