「ストレスの素だが無ければ困る」「バックアップは大切だが面倒」パソコン・インターネットに対する意識調査

2007年06月14日 08:00

インターネットイメージ【シマンテック】は6月13日、【インフォプラント】を通じてパソコン利用時のストレス調査結果を発表した。それによると「パソコンでストレスを感じる」人は19.6%に達する一方、多くの人が「パソコン(インターネット)が無くなったら非常に困る」と考えていることが明らかになった(【発表リリース】)。

スポンサードリンク

パソコンはストレスの素、だが無くなったら困る

今調査はインターネット利用歴3年以上で15歳以上の男女2000人を対象に今年4月中旬行われたもの。それによると、人生そのもののストレスの中で、パソコン・インターネットを発生源とするストレスは平均で19.6%に達するという。そして上級者よりは初心者、男性よりは女性、若年層よりは高年齢層の方がストレスは高いとのこと。

そして8割以上のユーザーが何らかのかたちでパソコンを使っている際にストレスを感じ、そのもっとも大きな原因としては「動作が遅い」というもの。しかしながらその原因への対策は「何もしていない」が41.4%で最多。なぜしていないかといえば「やり方がわからない」からだという。当方もその一人だ(笑えない)。

一方、パソコンやインターネットが無くなったらどう思うかという質問には、約7割が「日常生活に支障をきたす」と回答している。「生きていけないと思うほど困る」という選択肢に対しては、若年層の方が割合が高く、特に15歳から19歳の女性は25.0%にも及んでいる。

バックアップは大切、でも初心者の過半数は「何もしていない」

データ、特にハードディスクが何らかの形で動作し無くなり、データを失ってしまったという経験を持つ人は多いはず。そのような経験、例えばデータの損失に関するストレスを持ちつつも、「(バックアップなど)何の対策もしていない」ユーザーは32.8%に及んでいる。特に初心者レベルの人たちは過半数が「何もしていない」と回答しているという。また、バックアップの実施率は56.6%に留まっているとのこと。

バックアップをしない理由については予想通り「面倒だから」がもっとも多く、52.5%。その一方で「やり方が分からない」と答えた人も女性陣に多く見受けられたとのこと。

データを失ってしまった場合、どうしたか、その結果についてもレポートされている。それによると、データを損失した場合「ほとんど復元できなかった」と答えた人が60.2%。「静止画ファイル」「テキストファイル」「送受信したメール」が失ったデータの上位三位を占めたという。


先に【最適なバックアップ間隔の計算式はx=√2ab】で触れたように、当方の自宅環境でも先日バックアップ用ハードディスクを導入し、本体データのバックアップを行った。しかしハードディスクに内蔵されていたバックアップツールでは他社ディスクへの記録はできない、容量の計算が合わず足りなくなる、挙句の果てにはツールがフリーズしてしまうという散々な結果になった。

結局人気の高いフリーフェアのツールを用いて事なきを得たのだが、無事にバックアップを果たすまでに数日の時を費やし、その間中ストレスが溜まりまくっていたことは否定すべくも無い。

その経験からだけで考えてみても、パソコンはストレスの素に違いないしバックアップは面倒であることは間違いない。同時に、今回保存された大量のデータが使えなくなることなど考えられないのも確かなお話。「何かを捨てないと何かを得られない」とは人生訓にありそうな言葉だが、パソコン・インターネット上のデータや使用環境にも同じことがいえるのだな、というのが今回の調査(と当方自身の経験則)からも明らかになったといえよう。


■関連記事:
【外付けハードディスクをバックアップ媒体として使う考え方】
【マシン更新前後にやっておいた方が良いことの覚え書き】


(最終更新:2013/08/20)

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

スポンサードリンク



 


 
(C)JGNN||このサイトについて|サイトマップ|お問い合わせ