【更新】メニューを入力すれば自給率が分かる! 農水省が献立自給率コーナーをサイトに設置
2007年06月10日 12:00
[読売新聞]が6月9日伝えたところによると、【農林水産省】は近いうちに同省公式サイト上に、食卓の献立の食料自給率が分かるコーナーを設置する。メニューを入力すると、そのメニューの食材のうちどれだけの量が日本国内で生産されたかが計算され表示される仕組み。日本の自給率の現状を一般消費者に分かってもらおうという試みだとのこと。
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元記事によると、この新サイトでは200種類程度のメニューが用意されていて、その中から選んで入力する。「鶏の水炊き」を選んだ場合、国産のニワトリの肉や雑炊(お米が入る)など、食材レベルでの選択もできるもよう。
先に【日本の食糧自給率、約40%と低迷を続ける】でもお伝えしたように、日本の食糧自給率はカロリーベースで40%という低い値を示している。これは1960年の79%と比べると約半分に落ち込んでいることになる。主要先進国の中では最低の水準であり、政府でもこの率を高めるよう、政策を打ち出している。
農林水産省では先に地図データと統計データを合わせて、農林業のデータ(集落単位の農家数や農業就業者数など)をビジュアル的に検索できる【農林業センサス地域データベース】を開始するなど、ネット上の情報展開に積極的な様子がうかがえる。地域データベースも操作性がイマイチで多少から周りの感もあるが、ネットを使って積極的に情報開示をし、諸問題に対する啓蒙活動を試みる姿勢は評価すべきだろう。
具体的な「食料自給率計算サイト」の公開がいつになるかは不明だが、そのオープンが楽しみである。
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(最終更新:2013/08/20)
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