三井物産とIMJ、『セカンドライフ』で3D仮想空間サポート事業に参入

2007年06月19日 08:00

『セカンドライフ』イメージ【三井物産(8031)】【IMJ(4305)】は6月18日、共同で3D仮想空間サポート事業に参入すると発表した。第一弾として多人数同時参加型ネッワークコミュニケーションツール【セカンドライフ(Second Life)】に企業が参入するためのコンサルティング・企画・制作事業を開始するという(発表リリース>)。

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IMJでは従来の2D(二次元・平面)のウェブ構築の経験をもとに、3D(三次元・立体)における理想的なビジネスプラットフォームを顧客企業に提供していくことを目的に今回の事業に着手したという。一方三井物産では、広告やマーケティング分野で事業に取り組むことになる。

第一弾として受注したのは、【テレビ東京(9411)】の『セカンドライフ』企画【テレビ東京 テレトロ祭り! 2007】の企画・制作・広告業務。『セカンドライフ』内だけでなくウェブベースとも連動した企画を実施するとのこと。

「テレトロ祭り」イメージ

「テレトロ祭り」イメージ
リリースに掲載された「テレトロ祭り」イメージ。『セカンドライフ』内にこのようなな街並みを作り、ユーザーにゲーム内で「足を運んで」もらい、疑似体験をしてもらうようだ。

『セカンドライフ』の盛況ぶりを受け、国内外で同様の3D仮想空間を用いたネットワークコミュニケーションツール・サービスが続々登場、販売されている。まるで『ウルティマ オンライン』や『エバークエスト』のブーム前後における、多人数同時参加型ネットワークロールプレイングの大ブーム時代のようである。今回両社が「3D仮想空間」のサポート事業を立ち上げたのは、『セカンドライフ』に限らず類似のサービスが多数登場するのにあわせ、イベントや事業の企画制作などサポート分野のニーズが高まると予想した上でのものだろう。

技術的な点で違いはあれど、同じ「3D仮想空間」システムであれば、運用面やコツの点、コミュニティのノウハウなどを共用し、役立てることができる。両社の受注事業数が増えれば増えるほど、経験も蓄積されビジネスのスキルも高まり、より高度で巧みなサービスが提供されるに違いない。

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