『ファミスタ』シリーズは1986年にファミリーコンピュータ用として『プロ野球 ファミリースタジアム』が発売されて以来、さまざまなゲーム機やパソコンに移植された、シンプル系野球ゲームの代表作。シリーズ累計では1500万本以上の売り上げを上げている。またファミコン時代は毎年前年のデータを反映したバージョンを世に送り出していて(例えば『ファミスタ'91』『ファミスタ'92』など)、活躍した球団のデータがどれだけゲーム内で活かされているのかを楽しむ遊び方もあった。

最近では【ファミスタオンライン2、サービス6月28日スタート】にもあるようにオンライン版も登場してその人気の底強さを実証していたが、今回は久々のゲーム機版としての登場となる。

DS版ではシリーズ共通の「シンプルな操作性」はそのままに、ファミコン版からの操作方法を踏襲。基本的に十字キーとA・Bボタンのみで遊べる仕組み。『ファミスタ』の代名詞ともいえるあの短い等身の選手表示も受け継がれている。DSの画面下部には、登録選手の能力が数字で表示される。なお選手データは2007年のオールスターゲーム時のものを採用しているとのこと。

ゲームモードは昔ながらのファミスタがすぐに遊べる「そのままファミスタ」以外に、選手やアイテムを獲得してオリジナルの最強球団を作り上げていくキャンペーンタイプのゲームモード「ドリームリーグ」、さらにはWi-Fi通信で全国のプレイヤーと対戦できる「つうしんたいせん」などが収録予定。特にWi-Fi通信は先の「ファミスタオンライン」のような、「通信使って各地のプレイヤーと直接試合」がDS上で出来るとあり、期待が持てる。

1990年代のいわゆる「ファミスタ全盛期」と比べるとプロ野球の勢いは今ひとつであることは否めない。とはいえ、プロ野球そのものの醍醐味が失われているわけではなく、もちろん『ファミスタ』の面白さもまた変わるところがない。9月の発売に向けて今後新しい情報は逐次公式サイトにて公開されるということなので、発売日はもちろん、その日が近づくにつれて逐次明らかにされる新情報にも期待したいところだ。

(最終更新:2013/09/08)

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