週末朝寝坊をすると成績悪化!? 朝寝坊を避けるための5つのルール

2007年06月22日 06:30

睡眠イメージ【ヘルスデージャパン】が伝えるところによると、アメリカの睡眠専門家協会の年次集会において、週末に朝寝坊をする生徒は普通の起床時間を維持している生徒に比べ、学校の成績が劣る可能性がある(Sleeping on Weekends Hurts Kids' Grades)という研究報告が提示された【該当レポート】。早寝早起きは健康のために必要不可欠な指針ではあるが「成績に影響を及ぼす」という話はあまり耳にしないだけに、注目を集めている。

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今調査結果は、ボランティアの協力のもと、睡眠の質や朝の目覚めの状態などについて、週末の睡眠パターンを模擬的に再現した上でチェックを入れたもの。それによると、「週末に夜更かしし、朝寝坊をすると体内時計に遅れが生じる。それが引きづられてしまい、月曜の朝になっても脳の覚醒の合図が遅れてしまうので、週のはじめのスタートダッシュがうまく切れず気分ものらず、学業不振になりうる」とのこと。また、高校生の多くが「平日に睡眠時間の補完のために週末で補おうとしている(ためリズムが崩れ、学業不振につながっている)」という。

また研究結果によると10代の子どもが健康を維持し、日中十分に活動するためには9時間以上の睡眠が必要とし、次の5つのルールを守るべきだとしている。

1.毎晩朝までぐっすり眠る。宿題や試験勉強のために夜ふかしをしない。学校での課外活動に時間がかかりすぎ、それで時間がずれこんで夜ふかししてしまう場合は、減らすことを検討する。
2.毎朝同じ時刻に起床する。
3.学校が終わった後、昼寝をしない。昼寝をする場合は、1時間を超えないようにする。
4.ベッドの中では、読み書き、ものを食べる、テレビを見る、電話をする、トランプをするなどの行為をしない。
5.昼食以降はカフェインの摂取を避ける。


要は「平日でも土日でも規則正しい生活を心がける」「睡眠時間を削ってまで部活動などをしない」「ベッド(布団)に入ったらさっさと寝る。ゲームなどでうだうだしない」ということなのだろう。

忙しい社会生活を送らざるを得ない時代ともいえる昨今、「1日9時間以上睡眠」というのは結構タイトなスケジュールを要求されるかもしれない。とはいえ、例えば「土日に平日分の寝不足を解消すべく寝溜めすると、どうも月曜なのに機嫌が悪かったり調子が今ひとつだ……」という経験則は誰でも持っているだろうし、納得する部分も多い。

心地よい眠りで成績や気分を良くし、朝寝坊を避けるため、当たり前だがなかなかできない5つのルールを守るべくがんばってみてはいかがだろうか。

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