「とは」検索がズバリ可能な検索サービス「totowa」

2007年05月30日 06:30

totowaイメージ以前【検索サイトを使いこなすワザ五か条】で検索サイトを使う時に役立つちょっとしたテクニックを紹介したが、その中の一つ「『とは』をつけて探したいキーワードの由来を記述したページを探す『とは』検索」について、そのままズバリなサービスが始まった。totowaと呼ばれるもので、「○×とは」に特化した検索サービスなのだという(【トリガー記事:Design Works】)。

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「totowa」では【説明ページ】にもあるように、ヤフーやはてな、Wikipediaなどから検索対象となる言葉について「解説している」ページを抽出し、その部分の一覧を表示していく。いわく「人間が検索エンジンを使って語の定義を探す際に、人間がやりそうな行動や人間がしそうな判断を模倣」しているとのこと。なお動画ではYouTube、Ameba Vision、にこにこ動画、Yahoo! ビデオキャストを検索対象にしているという。


試しに「バイオエタノール」で検索してみる。各検索対象ページの具体的説明部分が抽出されてリスト化されるので、この検索結果部分だけでもある程度内容が把握できる。また、画像や動画も同時に検索されるので、ビジュアルイメージもわきやすい。

当方の実家や高校時代の通学圏と重なる部分が多く、色々と哀愁絡みでも注目しているアニメ・漫画『らき☆すた』で検索してみる(検索ワードには『らきすた』を使用)。このような固有名詞の方がビジュアルイメージ部分の検索では高い精度が得られるようだ。

今後、研究書のような定義文の抽出、複数文要約、モバイル用インターフェイスの実装、類似判定、ソート、定義部分の強調、検索結果が出てこないキーワードに対する問題の解決、メールでの検索結果の送信などについて、機能の充実を図る予定だという。

「多くの人が『とは検索』をしているんだから、はじめからプログラムでそれをさせておけばいいじゃないか」という、単純明快だが非常に面白い発想であると共に、その発想を具現化するあたり、「totowa」には高い評価が出来る。特に当方のように、検索エンジンを愛するものにとっては、うってつけのサービスといえよう。


■関連記事:
【調査レポートを検索するサイト「ResearchSearch」】

(最終更新:2013/08/20)

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