おうちで簡単手作りおやつ

2007年05月17日 19:35

手作りおやつイメージ時々お茶目な新商品として「自宅で簡単におやつが作れる」調理器具が発売されることがある。「おままごと」用のものではなく、しっかりとした造型と仕組みのもので、比較的気軽に自前のお菓子が作れるというものだ。作って楽しく食べて美味しいと一挙両得な「手作りお菓子調理器具」、本日ニュースの特集で紹介されていたので、これ幸いにとばかりにそのような器具をまとめて紹介してみることにする。

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電子レンジでオリジナルポテトチップスを~「チンしてチップス」

最初に紹介されていたのは、オリジナルのポテトチップスがつくれる『チンしてチップス』。スライスしたじゃがいもを専用の容器に、本立てに本を刺していくように立て刺しにし、電子レンジに容器ごと入れて加熱するだけ。薄皮のじゃが芋が自分だけのポテトチップスに早代わりというあん配だ。要は電子レンジでドライフーズを瞬時に作る要領で、ポテトチップスをつくってしまおうというもの。

容器に一度に刺せる分量が限られているため、市販のポテトチップスのように一度に大量につくることはできない。また、電子レンジのスペックによって加熱する時間の調整が案外難しく、生焼けだったり黒焦げになってしまう場合もあるという。もちろん自分の電子レンジに合った時間を見つけ出せれば、あとは何度でも同じタイミングで美味しいポテトチップスをつくることができるようになる。

テレビでも指摘されていたが、この方法だと油を使わないのでカロリーが控えめになるというメリットがある。素材そのものの味を堪能できる、添加物が加えられていないので市販の製品よりも気持ちよく食べられるなどのポイントも高い。またじゃが芋以外にもレンコンやカボチャなど他の根菜類なども同様にチップス化できる。

好きなアメでわたあめ作り~「あめdeわたあめ」

あめdeわたあめイメージ続いて紹介されたのは、市販されているアメ玉を使ってわたあめをつくる、『あめdeわたあめ』。屋台で見かけるわたあめは専用のザラメを使ってつくるのだが、この「あめdeわたあめ」はスーパーやコンビニ、100円ショップで販売しているような普通のあめ玉でわたあめがつくれるという優れもの。

スイッチを入れると機器の中央に入れた材料のアメが数分で溶けだし、周囲の枠の部分に繊維状になって飛び出してくる。その糸のようなアメを割りばしなどの棒でぐるぐると巻きつけながらからめていけば、自分だけのわたがしが出来上がる。ネット界隈では3月下旬に【Narinari.com】が紹介するなどで話題になったシロモノ。

材料にあめ玉を使えるということは、そのあめ玉次第で自由自在な味のわたあめを作れることになる。幸いにも最近では100円ショップなどで1袋数十個単位で多種多彩なアメが手に入る時代なので、好きな味のわたあめが、それこそ毎日一日三食でも食べることが可能だ。通常のフルーツあめはもちろん、カテキンなどが入ったノドあめ、コーヒーあめ、抹茶あめなど何でもござれ。栄養分の計算も出来るから、食べ過ぎてカロリーが心配、ということもない。

面倒なかき混ぜも全自動~「アイスクリーマー」

最後に登場したのが、本格的なアイスクリームが簡単に作れる『アイスクリーマー』。ステンレスの容器本体に、電池で動くプロペラがついたフタという簡単な構造のこの器械だがなかなかの優れもの。所定の材料(卵や砂糖、生クリームやホイップなど)を混ぜ合わせた材料をステンレスの容器本体に入れて、冷凍庫に入れるだけ。

従来アイスクリームは固まりかけたら冷蔵庫から出してかき混ぜ、また冷やしてかき混ぜるというプロセスを何度と無く繰り返す必要があり、その間はずっと拘束されてしまうという難点があった。しかしこの「アイスクリーマー」なら、フタについたプロペラが全自動で材料を適度にかき混ぜてくれるので、放置してOK。3時間から5時間で手作りアイスが完成する。

【メーカーの専用ページ】にはさまざまなレシピが掲載されているので、それを見ながらオリジナルのアイスを作るのもよいだろう。

容器はアイスクリームを作る時だけ冷凍庫に入れておけばよいので、冷凍庫を常にアイスクリーマーのスペース分だけ空けておく必要もなく、非常に便利。多少モーター音が大きく、冷凍庫のフタを閉めてもモーター音が聞こえるという難点があるようだが(寝る前にセットして起きがけにいただく、というのは難しいかも)、それをのぞけば総じて評判はよいようだ。


今回紹介した「手作りお菓子調理器具」は、単に「気軽に自分でおやつを作れる」という利点だけではなく、健康管理やアレルギー対策のため、おやつに気を使っている本人や親御さんにも評判が高いという。材料を自分で厳選できるので、食にうるさい人でも安心して食べるものを自分で創ることができる。食育という観点からもプラスとなる。

また、当方のように食事に制限が加わること自体は辛く、大変な試練となる。子どもならばなお一層大変。しかし今回紹介したような道具をうまく使って、楽しみながら自分でも口にできるおやつをつくることができれば、あるいはつくってあげれば、自分も相手(子どもなど)もステキなひと時を過ごすことができるに違いない。

(最終更新:2013/09/08)

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