はしかによる大学の休校・休講相次ぐ

2007年05月16日 06:30

医療イメージ先に【はしかが大流行のきざし・ワクチンによる予防接種を】でもお伝えしたように、関東地方を中心に青年層のはしか患者が急増していることで最近メディアを騒がせているが、【日本大学文理学部では5月15日】、学生44人がはしかに感染したことを受けて5月16日から11日間、すべての講義を休講にすることを明らかにした。世田谷保健所の指導を受けてとのことで、この期間は入校そのものを禁じている。

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はしかは「麻疹」と書き「ましん」とも読む病気。パラミクソウイルス科に属する麻疹ウイルスによって引き起こされる、急性熱性発疹性の感染症で、空気感染をはじめとした感染ルートが多く、感染力が強いことで知られている。また、高熱や赤い発疹(はっしん)が出るのが特徴で、発病すると大人でも肺炎などを併発する場合もある。

[このページ(nhk.or.jp)は掲載が終了しています]の報によると文理学部キャンパスでは4月始め頃からはしかに感染する学生が出始め、連休開け後に急速に増加、15日までに44人の感染が確認されたとのこと。これを受け手文理学部では17学科及び大学院をすべて休講とした。部活動などの課外活動も禁止され、いわゆる「学級閉鎖」どころではなく「学校閉鎖」に近い。

発表ページによると、休講時期はできるだけ自宅待機をして体調を維持すると共に、はしかにまだかかったことのない人や過去に受けたことのある人も効果が薄れている可能性があることから、できるだけ予防接種を受けるよう薦めている。

創価大学では4月18日から5月6日まで、【上智大学でも5月12日から19日まで】休講が決まっている。

【国立感染症研究所】などのサイトを見ても、感染が増加していることや、ワクチンの副作用問題で予防接種を受けた人が少ないエアスポット的期間があること、摂取してから時間が経過し免疫力が低下していることなどを要因として挙げているが、今年の流行の直接の理由には結びつきにくい。はしかの流行が今年だけの傾向なのか、来年以降も増加を見せるのか、今から気になるところだ。

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