ゲームソフトランキング更新・手堅いルーキーが上位を占める

2007年05月13日 19:30

ゲームイメージメディアクリエイトが発表した2007年4月30日~5月6日の週間ソフト・ハードセルスルーランキングによれば、今週計測週のトップにはスクウェア・エニックスの大黒柱的タイトル『ファイナル・ファンタジー』シリーズの最新作『XII』をDS向けにアレンジした『ファイナルファンタジーXII レヴァナント・ウイング』がついた。通常移動画面がそのまま切り替わることなく戦闘画面に移行し、タッチペンで指示を出せるという、リアルタイムシミュレーション的な要素があるのが最大のポイント。本編『XII』とはまったく別の感触があるが、ストーリーそのものも『XII』との整合性を保ちつつ「別世界」であることを楽しめる作りが良い、とする意見が多い。ただあまりにも登場キャラクタが多いため、DSの画面では多少小さいのでは、という意見も。

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第二位には少々異質なスーパーマリオこと『スーパーペーパーマリオ』が。ピーチ姫を救うために悪戦苦闘するマリオという図式は変わらないものの、通常の2次元上の行動だけでなく、特殊ワザで一定時間だけ3次元的な行動に切り替えられるのがミソ。舞台のカキワリを横からのぞき込むような、「それやっちゃダメだろ(笑)」のような、おきて破りなアクションや仕組みが面白い。

第三位にはおなじみの『Wiiスポーツ』が。先日別の記事でもお伝えしたように、アメリカではフィットネス用品の一つとしてゲームが注目されつつある。今タイトルも適切な環境下でプレイすることにより、それに近い効果を得ることができる。単なる遊びとして熱中している間に、健康的な身体を作ることができるかも……。

第四位はやはりおなじみの『ヨッシーアイランドDS』が。普段は主役級のマリオやルイージ、ピーチ姫などの赤ん坊バージョンを「特殊機能」を持たせるオプションと位置づけ、プレイヤーキャラクタのヨッシーにさまざまな能力を身につけさせるという考え方が面白い。

今週計測週はゴールデンウィーク後半にかぶったことと、新作タイトルがほとんど出なかったこともあり、近頃発売されたタイトルのうち手堅いものが上位を占める形となった。対応機種もWiiやDSが多く、メーカーも任天堂が上位をがっちりと固めている。現在のゲームソフト市場において「一般ユーザー」がどのようにゲームタイトルを見ているのかが分かるランキングといえよう。


(最終更新:2013/08/17)

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