ジャスダック創設の新市場名は「NEO(ネオ)」

2007年05月26日 12:00

株式イメージ【ジャスダック証券取引所】は5月25日、公募をしていた新市場名についてこれを「NEO(ネオ:New Entrepreneurs' Opportunity)」と命名することを発表した(【発表リリース】)。創設日は現在のところ未定。

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ジャスダックでは【ジャスダックで新市場創設正式発表・新技術企業が対象】にもあるように、「将来性のあるテクノロジー開発やビジネスモデル展開を行う成長の可能性を有する企業を支援することを目的」として今回名称が決まった新市場の創設を決定。名称を募集していた。「NEO」には「新しい」「最新の」という単語直接の意味の他に、「New(新しい)」「Entrepreneurs'(起業家達の)」「Opportunity(機会)」の意味もあるという。

要は「最先端・新技術事業に特化した新興企業用市場としてNEOを新設します」ということになる。ジャスダックよりさらに上場基準は緩和されるものの、情報開示の必要性は厳しく、例えば年4回の投資家向け情報開示が義務付けられている。

ジャスダックが本来は新興企業向け市場というイメージがあるものの、上場基準が東証一部と比べるとゆるいことなどから、実質的にはそのような企業配分になっていないのは事実(新旧おりまぜて、の他に単に「ハードルが低いから」という観点からジャスダックを選ぶ企業もいるという意味)。新市場の創設でジャスダックの既存イメージを払しょくする考えもあるのかもしれない。

NEOの具体的新設は今夏以降になるだろう。果たして既存のジャスダックや他の新興市場(ヘラクレスやマザーズなど)との差別化をどこまで図れるのか、注目したいところだ。


(最終更新:2013/08/21)

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