IP電話で通話料金激安化、では長電話してる?
2007年05月05日 12:00
固定電話からインターネット回線を用いた格安電話システム「IP電話」に換えて、毎月の電話料金を節約している人も多いだろう。逆に考えれば、これまでと同じ電話料金でより「おしゃべり」ができるようになる。それではIP電話に換えた人は実際に固定電話の時と比べて長電話をするようになったのか、調査結果が【Japan.Internet.com】から発表された。
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調査対象は20代から60代の男女330人。データ取得人数がやや少なめなので、調査結果には多少のぶれが生じている可能性もある。ともあれ、その調査結果によると、「固定電話からIP電話」に変更した理由について最も多いのは「料金が安い」で74.3%。ついで「ネットと電話が同時に使用できる」が60.0%。お得感や便利さからIP電話の利用を決めたことが分かる。
それでは肝心の「IP電話に変わってから通話時間は変化したか」という問いには、「変わらない」が6割強の62.9%を占めるという結果が出た。
IP電話に換えてから通話時間は変化したか。
「減った」が14.3%、「増えた」が17.1%とほぼ同数を占めており、すべてを平均化するとほぼ「変わらない」という結果が出ることになる(どれくらい減った・増えたのかが今調査では調べられていないのが残念)。
長電話をする人は固定電話だろうとIP電話だろうと長電話をすることに違いはなく、IP電話程度ではあまり心境に変化は無い、ということなのだろうか。今はまだ世間一般にはさほど広まっていない、インスタントメッセンジャーやスカイプなどによる、ネットを使った無料電話が普及した場合、この「通話時間は変化したか」という質問に対する答えがどのようになるのか、興味がそそられるところではある。まずは「無料電話」が普及することが先になるだろうが……。
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