臨時列車スケジュールでは夏休みやお盆休みなど、交通量の増加する時期にあわせて新幹線や在来線の列車の増発を発表している。また、東北地方への旅行を促進する「北東北デスティネーションキャンペーン」のスタートにあわせ、7月1日と2日には蒸気機関車のデコイチ(D51)による旅客列車を1編成ずつ、横手・北上間で走らせる。北上線でデコイチが走るのは3年ぶり。

他にも夏から秋にかけて、「SLばんえつ物語号」や「SL会津只見号」などで蒸気機関車C57、C11、D51による旅客列車が臨時編成され、その勇姿を見せることに。

D51(上)とキハ58の国鉄色(下)。いずれも前世紀の遺物となってしまった、しかし当時の日本の鉄道機関を支えた鉄道車両達である(写真は両車ともNゲージの商品)。

それに加え、今では私鉄のごく一部でしか見られなくなった「国鉄色」と呼ばれる「上が肌色、下が朱色」に彩られたディーゼル旅客列車を釜石線・北上線・岩泉線で走らせる。こちらはキハ52かキハ58による2両編成となる。

今や資料映像か国鉄の一部路線でしか走る姿が見られなくなったこれらの車両が、今夏には目の前でダイナミックな姿を見せることになる。機会がある人は是非とも実物を目に焼きつけておこう。