「ゲゲゲの鬼太郎」映画化決定、「プリキュア5」や「ワンピース第9弾」なども

2007年05月19日 19:30

Yes! プリキュア5イメージ【東映アニメーション(4816)】は5月19日、同社が5月18日に行った決算発表会において配布・使用したプレゼンテーション資料をネット上に公開した(【配布ページ】)。それによると劇場作品プロジェクトとして「ゲゲゲの鬼太郎」の劇場版と思われる『KITARO the Movie』や、『Yes!プリキュア5』、『ワンピース第9弾』などを映画化する予定が明らかになった。

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資料によると、劇場版として予定されているタイトルは次の通り。

『ワンピース 劇場版第9弾』(2008年3月)
『Yes! プリキュア5 劇場版』(2007年11月)
『CLANNAD』(2007年9月15日)
『ベルサイユのばら』
『KITARO the Movie』

※スケジュールのあるものは『CLANNAD』以外は「予定」


最後の『KITARO the Movie』はタイトルのみの公開で詳細の説明は無いが、現在テレビアニメ版と実写映画版が共にヒットしている『ゲゲゲの鬼太郎』の東映サイドの仕事である、アニメ版の映画になるものと思われる。


今回公開した資料では、「データから見たアニメ環境の変化(2-2)」として、現在のアニメ業界をとりまく環境について分析したデータが掲載されている。このデータでは、視聴率やキャラクター商品市場、漫画雑誌の発行部数が減る一方、アニメーション市場やアニメDVDの新作タイトル、インターネット配信売り上げ高が急増するなど、市場スタイルが大きく変わりつつある様子がうかがえる。

インターネット配信売上高はアニメーション市場全体の1%前後(アニメ全体では2339億円)でしかない。それでも2004年から2005年の一年間で約2倍という伸び率の高さは東映側も注目しており、DVDタイトルの増加やビデオ関連の市場規模の拡大もあわせ、今後色々と「仕掛け」を考えてくることだろう。

18日には大株主である放送局の【テレビ朝日(9409)】【フジテレビ(4676)】が同社の株式を買い増しし、特にテレビ朝日については商法上の「その他の関係会社」の立場となった(【テレビ朝日の関係会社になった件のリリース】)。今後、テレビなどメディア企業と、コンテンツ制作会社とのつながりがますます強化されることの良い例といえるかもしれない。

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