中高生は携帯メール使いまくり・3割が毎日41通以上を受信中
2007年05月30日 06:30
広告代理店大手の【東急エージェンシー】が5月29日発表したところによると、携帯電話を使って電子メールを利用する中高生のうち30%が一日41通以上携帯メールを受信していることが明らかになった。しかもそのうちほとんどが、メールマガジンや企業からではなく、知人同士のメールのやりとりの中で受け取るメールであることも判明し、「雑談のように携帯メールを使っている」ライフスタイルがあらためて浮き彫りになった(【発表リリース、PDF】)。
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今調査結果は同社などが運営している携帯電話向けのポータルサイト【GAMOW(ガモウ)】上で5月18日に実施したもので、対象は13歳から18歳の中高生。有効回答数は1146件。
調査結果からは「高校入学までには携帯電話を保有する人がほとんど」「メールアドレスはなんとなく飽きたからという理由で年に複数回変更する人が約半数」など、この年齢層の携帯事情が色々かいま見れるが、もっとも注目したいのが「一日のメール受信量」。
一日のメール受信量。
一日21件以上受信している人が過半数で、そのうち41通以上という「パワーユーザー」が全体の3割も占めている。逆に5通以下という人は1割しかおらず、7割以上の人が一日少なくとも10通を超える携帯メールを受信していることになる。
「それほどスパムやメールマガジンを受信しているのか」と思えばさにあらず。メルマガや企業からのお知らせメールの受信量はメール受信量全体の傾向とまったく逆で、1通から5通という人が過半数の6割を占めている。
メルマガや企業からのお知らせメールの受信量。
中には一日41通以上受信しているという「メルマガサービス大好きでなければ結構大変な目にあっているのかな」と思わせる回答をしている人もいるが、大抵がほとんど受信していないレベルに留まっている。このことから、「多くの利用者が、メルマガやお知らせメール以外の、知り合いなどとのやりとりで携帯メールを利用している」ことが推測できる。
時には遅延メールもあるが、言葉どおり「相手のふところに送付できる『おしらせ』」である携帯メール。一日42件以上ともなれば、概算して30分に一度は新しいメールを着信していることになる。実際には睡眠中などは除かれるから、10~20分に一度、というレベルになるのだろう。中高生たちは電話と同じ感覚で、気軽なおしゃべりツールとして携帯メールを使いこなしているようである。
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