「スイカ」と「イコカ」、電子マネーでも相互利用・2008年3月から

2007年05月29日 08:00

スイカ(Suica)イメージ【東日本旅客鉄道(JR東日本)(9020)】【西日本旅客鉄道(JR西日本)(9021)】は5月28日、両社が発行しているICカード乗車券の「スイカ(Suica)」と「イコカ(ICOCA)」について、2008年3月をめどに電子マネーとしての機能でも相互利用ができるようにすると発表した(【発表リリース、PDF】)。

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「スイカ」と「イコカ」は電子マネーとしてはそれぞれ2004年3月、2005年10月からサービスを開始しているが、その一方で2004年8月からはICカード乗車券としての相互利用が実施されている。

今回、電子マネーとしても相互利用を可能とすることで、両サービスの便宜性を高め、電子マネーにおける優位性をさらに押し上げる目論見。

例えば東京の会社の社員が大阪の支店に出張する場合、いつも使っている「スイカ」で大阪環状線を利用し、大阪駅のキオスクで新聞を購入したり、駅構内の食堂で昼飯を食べることができるようになる。これまでは現金以外では別途「イコカ」を用意しておく必要があった。

電子マネー分野では覇権争いよろしく、各社が相互提携を進めているが、今後近辺業界同士の提携がますます進むことだろう。JRにか限って言えば、「最終的にはJR各社が一つのICカード乗車券・電子マネーに統一するなり、すべてのJRで相互利用ができるようになると楽なのだが」と思うのは、当方が素人であるがゆえの考えだろうか。


■関連記事:
【JR各グループ、ICカードの相互利用を来年3月から実施】

(最終更新:2013/08/21)

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