サントリーのトクホ「黒烏龍茶」販売数量1000万ケースを突破
2007年05月29日 08:00
【サントリー】は5月28日、同社が2006年5月16日から発売している特定保健用食品(トクホ)の『サントリー 黒烏龍茶OTPP』が、販売から一年で販売数量が1000万ケースを突破したと発表した。トクホの無糖茶としてはきわめて速いペースだという(【発表リリース】)。
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リリースによると「黒烏龍茶」は「ウローン茶重合ポリフェノール(OTPP)」を多分に含んだ、脂肪の吸収を抑えるトクホのウーロン茶で、食事と一緒に摂取することにより、「食後の中性脂肪の上昇が約20%抑制」「脂肪排泄効果が約2倍に増加する」ことが確認されているという。
この効用とあっさり目の味わいが評判を集め、今年2月から発売された1リットルペットボトルタイプがユーザー層を広げ、さらなる販売数の拡大を後押しした。
このタイプのトクホ商品は通常のものと比べると割高で、しかも味が今ひとつなのが難点なのだが、「黒烏龍茶」はそれなりにコクがありウーロン茶独特の苦味もほとんど無く、飲みやすいものとなっている。価格も量産化されたこともあり、実売価格で350mlサイズなら150円前後と、ほぼ通常のペットボトルタイプのお茶に近い(まだやや割高だが)ところにまで下がっている。
トクホ食品は山ほど出ているが、ヒットするものはなかなか生み出せないのが各メーカーの頭痛の種。「黒烏龍茶」はトクホ食品の中でも特異な例といえる。これも価格が比較的安価であることや効用へのニーズの高さ、そして味の良さが功を奏したのだろう。
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(最終更新:2013/09/08)
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