SBIとネット証券5社、夜間取引市場を今年中に設置へ
2007年04月26日 19:30
【日経新聞】は4月26日、『楽天証券』や【オリックス証券】、【GMOインターネット証券】、【SBIイー・トレード証券(8701)】、【SBI証券】と【SBIホールディングス(8473)】の計6社が、個人・機関投資家双方が参加できる株式の夜間取引市場を創設することで大幅合意したと報じた。【金融庁】の許可を得た上で年内にも夜間市場の実現を目指すとのこと。
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PTS(私設取引システム)を用いた夜間取引については、すでに【カブドットコム証券(8703)】が先行する形でスタートしているが、出来高が今二つほど伸び悩む状況が続いている。昨年来さまざまな形で報じられてきた、SBIサイドのPTSを用いた夜間取引も、カブドットコム側の状況を見て無期延期となったのでは、という一部の噂もあったが、今回の報道が正しいとすれば、一年近く延期することになったものの、本格的に夜間市場設立に向けて動き出すことになる。
【SBI(8473)、100%出資によるPTS運用会社を設立と正式発表・夜間取引は来年初めから】にもあるようにSBIはPTSをもちいるための証券会社をすでに設立。ゴールドマン・サックス証券の半数出資も決まり、金融庁にPTSの認可も申請していたという。一方、楽天証券などネット証券5社は夏の発表から大きな動きもなく、投資家たちのはやる気持ちを袖に振る状況が続いていた。
なお本日4月26日、SBIイー・トレード証券はSBI証券と10月1日付けで合併することを発表しており(【発表リリース】)、SBIイー・トレード側が存続会社となる。合併前に夜間取引を開始して混乱を深める事由も見当たらないので、恐らく夜間取引は(PTSを保有する)SBIイー・トレード証券の事情を考慮して、10月1日以降になることが予想される。
今件は日経新聞の先行記事によるもので、数日中には正式な形でのリリースが関係会社から出るものと思われる。続報に期待しよう。
(最終更新:2013/09/02)
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